フリーランスになったことを後悔しないために。

フリーランスになったことを後悔して、再度会社員に戻る人は多い。理由は、以下の通りいくつかあるかもしれない。

  • 思っていた通りにお金が稼げなかった

  • 貯金がなくなった

  • フリーランスは思ってたほど楽ではなかった

  • 不安との隣り合わせがストレスだった

私は、今のところフリーランスになったことを後悔はしていない。そもそも、お金が欲しくてフリーランスになったわけではないからだ。なぜ、私がフリーランスになったのか。それは大きく、以下2つに分けられる。

  • 会社という組織があっていなかった

  • 自分で稼ぐノウハウが分かっていた

いわゆる、社会不適合者、とまではいかないが、とにかく会社という組織があっていなかった。2つの会社を経験したが、2つともあっていなかった。前職と前々職どちらもあっていなかったということはつまり、会社という組織があっていなかったのだろう。

残業はそこまで辛くはなかった。ほどほどに辛かったが、その分お金が入るし。なによりもパワハラは辛かった。だからまず、パワハラにあっていた会社を辞めた。

そのあとの会社は特にパワハラは無かった。残業もない。少し給料は下がったが、通勤時間も1時間半から20分へと短縮されたため、QOLは爆上がりだ。

しかし、それでもあっていなかった。人に合わせて仕事をするのが向いていなかったのかもしれない。もしくは、言われた通りにおこなうことと、自分から率先しておこなうことの両立が難しかったのかも。今思うと、率先しておこなったことのほうが楽しかった。それでほかの社員に喜ばれるのはもっと嬉しかった。しかし、「じゃあ次これもお願いしていい?」と言われると、「なんで???」となってしまう自分がいた。

ここまでは私の厚意だけど、その先もなんで私の厚意でやらなあかんねん。

この考えがどこかの根底にあり、そこで私は気づいた。「あ、会社むいてねーわ」と。

よく、フリーランスになると稼げるやらフリーランスは楽やらなんやらと勘違いしている人がいる。声を大にして言いたいが、フリーランスは稼げないし、楽ではない

楽と感じるのは、そもそも会社という組織が向いておらず、自分のやり方で働きたいと感じている人が会社という組織から離れるからなのだ。

残業が嫌だから、金が欲しいから、上司が嫌だから、パワハラが嫌だから、通勤が嫌だから、そんな理由ですぐにフリーランスになるのはやめたほうが良い。まずは転職をおすすめする。

フリーランスになるにはまず、「自分のやり方がある」もしくは「これなら自分で稼いでいける」能力があると自信をもつこと。フリーランスになるためにwebライターやらプログラミングやらwebデザイナーの勉強をするのはお門違いだと思う。

元々プログラミングが好き。元々ホームページ作成が好きで趣味だった。元々文章を書くのが好きだ。

こういう人なら、フリーランスになるための勉強をしても良いと思う。しかし、「フリーランスになりたい」が先行なら、絶対に後悔する(100%ではないにしても80%は)

私はまず、転職をした。そのあとに副業をして、フリーランスでも稼いでいけるノウハウを身に着けた。

これがなければフリーランスになるのはきつい。そして、フリーランスになる理由が稼ぎたいから、なのであればなおさらやめたほうが良い。職を見つけよう。絶対にそっちのほうがおすすめできる。

フリーランスは仕事なので、人間関係も普通に築かなければならない。気遣いは必要だ。報連相だって必要だ。だから、人間関係のしがらみから離れられるわけではない。むしろ、フリーランスの今の方が人間関係は濃厚である。

さらに、フリーランスは固定給ではないので安定的に稼げるわけではない。平均として同じ額程度は稼げるが、毎月同じ額を稼げたりボーナスがあるわけではない。いきなり月収100万円行く人はいない。気を付けてくれ。

一番は、自分でスケジュールを立てて仕事をしなければならない。土日に仕事が入ることもある。どうやっても間に合わないから深夜に仕事をすることだってある。平日は11時から16時まで、そのとは優雅にティータイムを想像しているのなら、無理だからあきらめてほしい。それなら時短で働いた方が良い。

会社で働いている今でも、スケジューリングが苦手、人間関係を構築するのが苦手な人は、フリーランスでも疲れるので気を付けてほしい。フリーランスになっても会社で仕事をするのと変わらない。何故なら、仕事をする上で必要なものはいつだって必要なものだからだ。

フリーランスになりたい理由をまずは考えてからフリーランスになろう。後悔しないためにも、一度は転職をしたほうが良い。転職する勇気がないなら、フリーランスはやめたほうが良い


私は、そう思う。

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