他の人が書いたネット小説なんか読みたくない話。

好きな作家がたくさんいる。宮部みゆき氏、畠中恵氏、高野和明氏、矢口敦子氏など。挙げたらキリがないのでやめるが、多くの本を読んできた。プロの作家には、プロの作家だからこその実力が多く、小説家を目指している身としてはいつも「恐れ多い…」と思いながら、彼、彼女たちの感性を盗むのに必死だ。

私は、ネットに小説を投稿している。腕試しというよりは、書きたいものと公募に出すものは違うからだ。普段思ったことを書いた小説は、ネットの海に投げ捨て、きちんと本気を出して書いているものに関しては、公募でしか出さない。

だから、他の人のネット小説を見ようと思ったことはない。なんなら、SNSで彼らと交流したいと思ったこともない。読者の方にコメントをいただくのはとてもうれしいし、フォロワーが増えるのはありがたい。しかし、同じ小説家希望の人と交流するのは無理だ。さらに読むなんて…そんなの、できるか。って感じだ。劣等感だってある。

(口は悪いが、文章力が下手、ストーリーだってありきたりなのに、ネットでは上位の人なんてざらにいる。そういう人に限ってふんぞり返っている態度が気に食わ…おっと…)

ネット小説もカクヨムやらエブリスタやらなんやら、そういうものには投稿できない。なぜランキング形式で表示されないといけないのか。いいねの数とか反応の数とか、そういうのがいちいち気になる。

だから、すぐにそういった類のものはやめた。

何故、交流しないといけないのだろう。なぜ、ランキング形式で競争されなければならないのだろう。
何故、あなたの小説をおすすめされなければならない…?

成り上がろうなんて思ってはいないが、そういうギラギラしたものが見え隠れするネット小説が、どうも苦手だ。おそらく私だけなのだろうけれど…。

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