<シェア記事>保育士の一斉退職
ここのところ、保育士の一斉退職のニュースを連続して耳にしていたので、まとめてみました。
・宮城県登米市の認定こども園「石越にじいろこども園」、2月~3月で保育士17人のうち10人が退職
・大阪府堺市の認定こども園「あいあい浜寺中央こども園」、3月、保育士12人のうち10人が一斉退職
・静岡県掛川市千羽「千羽すぴか保育園」、3月末で保育士18人のうち11人が一斉退職の意向を示している。この園は2022年4月に開園した。また、法人の理事長は、2022年9月、送迎バスに園児が置き去りとなり死亡する事件が起きた幼稚園を運営する法人の理事長も務めている。
個人的に違和感を感じたのが、園児が亡くなった事故を起こした園の理事長が、強い理念のもと改革を行おうとしたときに、職員に思いが通じていないことを気が付いていなかったのか?思いが通じるまで足を運ぶことをしなかったのはなぜか?という点です。お忙しいのは、自園の改革・強い理念よりも大切な用事だったのでしょうか…
・こちらは1年前の記事です。東京都小金井市の認可保育園「小金井なないろ保育園」、年度初めの4月に13人のうち10人が退職し開園できず臨時休園に。
まだまだ検索すると出てきます…
・保育士一斉退職で検索していたら、こちらの記事がヒットしました。
…3年前の記事なんですよね。この頃から業界の態勢は変わっていなくて、というよりこれ以前から問題があったことが表面化し始めた頃だったのでしょう。そして3年たって、まだ解決していないどころかどんどん事態は悪化している。
一斉退職の理由は、園長ほかのパワハラ、人間関係、理念への不信感など…
理由はそれぞれ違うように見えますが、おそらく根っこは同じなんだろうと思います。保育士の一番の願いは、「まともな保育をすること」なんだと思います。それができないジレンマで去っていくのだろうと想像しています。
実は私の勤め先でもまぁまぁ退職者が多くて、驚いていたところだったのでした。なので、他人ごとではまるでない状況です。今度思うところを記事にしてみたいと思います。
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