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R4除草剤どうしますか?

R3の除草の目標


ドローンによる空中散布
・男性陣→女性陣への作業分担
中高期液剤を少なくする。

R3の除草体系

①エンペラー(初中期一発)
②レブラスorクリバス(中高期)
③クリバスorなし(仕上げ)

R3の草結果

稲刈り時の草と散布の経歴を基に分類してみた。
〇 レブラス→草きれい
A レブラス→液剤→草きれい
B レブラス→液剤2~3回→草ひどい
☆ レブラス→草ひどい
はじめから液剤 特栽、転作跡など早期から草がひどかったところ、カウント制限

<地域別に分類してみると>
・前半(山間部、早生)、転作跡などは、初期の草を処理しきれなかった。(B)
・後半(ひゃくまん穀、コシヒカリ、ミルキークイーン)はレブラスが効果的だった。(A、〇)
・山間部一部地域は、後発のヒエが発生(☆)
水持ちが悪いなど、初中期除草剤が効いていないところは、田植1か月後には草がひどかった。(はじめから液剤)

R3の課題

1. 圃場条件に合わせた除草体系を作る
山間部や平地、水持ち悪いところ、草がひどいところなど、圃場の条件に合わせた除草体系を考える。

2. 効果的に除草剤を効かせたい
水持ちが悪いところで粒剤が効きにくい。除草剤の選択と、水管理者との連携が必要。

3. 費用、労力を抑えたい
すべての田んぼで、エンペラーからのㇾブラス、そしてクリンチャーバス。剤にかかる費用も高いし、そこにかける時間も大きい。散布する剤の数を減らしたい。


R4の挑戦


・1種類ではない、2種類以上の除草体系をつくる
田植期間中に除草剤散布を組み込む
・効果的に剤を効かせるために、湛水状態で初中期剤をまく。

方法~3つに分けてみてはどうでしょう?~


1. 山間部など水持ち悪いところ、草がひどいところ
初期(1キロ粒剤)+初中期一発(省力剤)+中高期(液剤)
カウント:6~8、費用:高

2. 早生の平地、晩生(ひゃくまん、新大正)生育期間が長い、中干しまで時間がかかるところ。オモダカが生える。
初中期一発(1キロ粒剤)+中高期(省力剤)+中高期(液剤)
カウント:7~9、費用:高

3. 中生(コシ、ミル):成育期間短いかな。草ポテンシャル低めかな~
あとまき初中期一発(省力剤)+中高期(液剤)
カウント:3~5、費用:安

〇田植同時ではなく、あとまきの初中期一発というものを田植期間中にやってみたいのです。
いつもは田植同時で水口らへんと除草剤が効いていないような気がするので、どれほど違いが出るのか試してみたい。

〇草が多くて困っているのは、水持ちが悪い山間部。安い除草剤を2~3回頻度高めに入れてみるのはどうでしょう。
水持ち悪いので除草剤成分が落ちていくんは仕方ない。効果が薄まるのも、効き目が強くないのも踏まえて、安いものを定期的に入れ、頻度高く波を作る。こういう考え方もありなのでは?

〇単発材にも挑戦、成分多いものではなく
成分多いものは効き目も強くない。ただ広範囲に聞くということ。今の時代圃場に合わせることが必要になってくる。それくらい管理できなきゃダメでしょう。ということで、ヒエクリーン、ロイヤント、バサグラン、クリンチャー、とどめバス。なんか草を限定して強く効かせるもの使ってみたいぞ!

 
実践するための課題

・水管理者との連携
・トラクター作業との兼ね合い
・除草剤の選定

水管理でどれだけ除草が抑えられるかも今後の課題!

できるだけ除草剤の使う回数も費用も労力も抑えたい。そのためには人が頻繁に動くこと。水管理で毎日たくさんの圃場を回るのは大変だけど、水管理で草が抑えられ、除草剤も長く、強く効くなら、そっちの方がいいなって思う。

田んぼが健康であってほしい。田んぼも生き物。草も虫もそしてイネも。これからもお米を食べたいな。

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