音楽のある生活。

私の日常は音楽であふれている。

その時の気分で聴く曲やジャンルはさまざまだけど
毎日何かしらの音楽を必ず聴く。

今はちょっとお休み中だけど週末は吹奏楽をやったりもする。

コロナ禍になって、身近だった生の音楽が遠くなった。

気軽に行けていたライブは行く回数が格段に減り、当たり前にあった演奏会は延期が相次ぎ、どちらもオンライン配信が主流になった。

オンラインにはオンラインの良さがあることはわかるし、実際その良さを感じてはいるのだが、楽器の演奏をするもののはしくれとしては、やはり生の音に勝てるものはないなと思う。

その場で、肌で感じる音って、やっぱり全然違う。

先日、とある演奏会とライブに行って改めてそれを実感した。

音が降ってくるような、全身で音を浴びるようなあの感じ。
息をひそめるようにして楽しむ弱音。
ラストに向かって勢いを増し、力強く鳴る強音。

ジャンルは違えど、どちらのアーティストも奏でる音がキラキラしていて
めちゃくちゃパワーがあった。
音楽してるのが楽しくて仕方ない!!って気持ちがダダ漏れだった。

あー、そうそう。
私が求めてたのはこういう音楽だ。

この感覚はやっぱりオンラインじゃなかなか伝わらないし、日常生活でそうそう得られるものじゃない。
言葉や映像以上に、伝えたいことをまっすぐ伝えてくれるのが生の音楽だと思う。

だけど、今のこのご時世、その生の音楽が真っ先に犠牲になってしまう。

本当にもったいないことだ。

ひととひととの繋がりが薄れてしまいがちな今の状況こそ、その場で感じられる生の音楽に一緒に触れたら、物理的には縮められない距離を縮められると思う。

生の音楽にはそれだけの力がある。

心置きなく楽しむにはなかなか難しい状況ではあるけれど、私はこれからもできるだけ多くの生の音楽に触れて、そこからもらったエネルギーを自分の周りのひとたちにわけていきたい。

そして、自分もまた、誰かにそう思ってもらえるような音楽を届けられたらいいな。

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