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大学図書館員がレファレンス・インタビューで行う質問

大学図書館で資料探しの質問を受けたときにする質問。図書館でのインタビューだけでなく、さまざまな事例で応用が可能。

目的とゴールを知るための質問

・最終アウトプットは何か?(例:授業のレポート課題か?、卒業論文か?など)
・読み手(プレゼンテーションの場合は聴き手)は誰か?

受け手と目的を訊き、どの程度の難易度のものが要求されているかを知る。

現状を把握するための質問

・(今現在)何をどれくらい知っているか?
・(質問に来る前に)事前にどの資料にあたり調査したか?

解決策を探すための質問

・(目的・ゴールを達成するために)何を知りたいか?
・(その情報を知るために)どの資料に当たるか?

上記2種の質問を踏まえて、以下の対応をする。

質問者がその分野に対して知識がない場合→参考図書(データベースならJapanKnowledge等)で術語を調べる
質問者がその分野に対してある程度知識がある場合→代表的な入門書・専門書を読む
質問者がその分野の基礎をすでに身につけており、最新の情報が知りたいとき→論文データベースや新聞データベースで論文や記事を探す

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