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図書館と独学("THE BIG ISSUE" VOL.415)

9月15日付の THE BIG ISSUE に「やぁ 独学」という特集があったので買ってみました。

その特集では、『独学大全』の著者・読書猿さんが「自由になる、あきらめない人生を取り戻すため "独学応援の道具箱" を作ってみた」というタイトルで記事を書かれています。

記事の後半は、図書館の活用法についても書かれています。レファレンスカウンターの司書に適切な本を紹介してもらったことをきっかけに、

1.事典を調べる
2.専門の文献リスト(書誌)に当たる
3.日本十進分類法(Nippon Decimal Classification, NDC)の各項目を組み合わせて検索する(NDCトラバース)

と手法を取られているそうです。

事典(≒参考図書(a reference book))を調べ、その分野・テーマの概念・使われる用語などを理解しておくことは、まず最初に取り掛かるべきことです。独学が袋小路に入らないようにするには、やはり基礎となる部分をきちんと把握しておくことが大事だと思います。

日本十進分類法(NDC)の活用は、検索だけでなく、実際に書架(本棚)を読む本を探すときにも役立ちます。図書館は、日本十進分類法(NDC)の分類に従い、同じ分野の本はまとめておいてあるので、検索では目に留まらなかった本に出合うことができます。

また、検索をするには、日本十進分類法(NDC)とともに、件名(主題、テーマ)で検索することでも、テーマに沿った本を探せます。

参考図書はたいていに図書館にありますし、場合によってはデータベースになっている場合もあります。

わからないことがあれば司書に質問できますし、図書館は独学者にとって最高の支援を得られる場所だと思います。

最後まで読んでくださった方ありがとうございます。よろしければサポートいただけますと幸いです。本を買い、noteを書き続け、読書文化の輪を広げるために使います。