【読書メモ】内田和成『ビジネススクール 意思決定入門』23
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読書メモ
Part2不確実性のマネジメント 06ゲーム理論 ライバルの出方を想像して打ち手を考える
囚人のジレンマ
ゲームマトリックス②の状況(p.123)
競合だけが駐車場を拡大して顧客を奪うのを避けたい
自社と競合が両方駐車場を拡大して共倒れにもなりたくない
(教室や研究所で行われている実験では)半分の人は「黙秘」を選び、半分の人は「裏切り」を選ぶ
→裏切りにあった場合にどういう影響が受けるかを想定して、意思決定することが大切
感想
人の裏切りについて考えるときは、権力関係、人間関係のことも考慮に入れて考えないといけないと思いました。
囚人のジレンマを考えるとき、2人の関係はフラットである想定で判断しますが、親子関係だったり、上司部下の関係だったり、実際には、さまざまな人間関係の文脈で、この判断はなされると考えられます。
私はどうなのでしょう? 裏切ること自体に自分が耐えられない気もします。組んだ相手のことをよく思っていないなら、死なばもろともで、自分が返り血を浴びることも受け入れて、さっさと裏切ってしまうかもしれません。
こんなことを考えていると、日頃からの人間関係を大切に、という気がします。自分が裏切ることも裏切られることもないような人間関係を構築しておくことが大事なのだと思います。
ビジネスでの競合の場合はどうでしょうか? もちろん、争うこともできるでしょうが、潰し合いになるようなやりかたではなく、別のところからせめていく、ということも選択肢の一つとしてあり得ると思います。
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