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身体部位所有者上昇構文

こんにちは、国武凜(くにたけりん)です!
ピアスブランドLUXER MOON(ルクサームーン)のオーナーをしたり、武田塾布施校で主任講師をしたり、近畿大学生をしたりしておりまーす!

今回は「身体部位所有者上昇構文」というテーマでお話ししていきます、よろしくお願いします!

▼ラジオやってるよ▼

思考は言葉によって作られる

僕は武田塾布施校というところで働いています。(一応主任なんですわ🥳)

そこで僕と同じく働かれている先生から教えてもらったことを今回は書こうかなと思います。それは、英語における
身体部位所有者上昇構文
という、なんともむずそうなやつ…

これは、英語で〈動詞+人+前置詞+the 身体部位〉の形で構成された文章のことを言います。
例えば、「彼女は彼の背中をたたいた。」という日本語は、以下の二つの英文で表現できます↓

a. She hit his back.
b. She hit him on the back.

意味は同じですが、形は異なります。そして今回の身体部位所有者上昇構文はbの方です。

これ、同じ意味なのになぜbはわざわざ長ったらしく表現しているのでしょうか?

もうひとつ考えてみましょう。
中世ヨーロッパの頃からできたしきたりに「I am a boy」があります。
でもこれ、めっちゃ変な文章ですよね。だって、be動詞「am」は主語「I」にしかつかないのだから、わざわざ「I」を言う必要はなんです。
日本で例えるならば、夫婦仲睦まじく暮らしている家庭で、旦那が朝に
「行ってくるよーー!!俺が」
といってるようなもんです。めっちゃ変…w

身体部位所有者上昇構文と「I am a boy」から見えてくることは、英語圏では「主語」にかなり重きを置いているということです。
動詞の後に所有格ではなくわざわざ目的格を置く身体部位所有者上昇構文、
be動詞「am」にわざわざ「I」をつける英語のルール、
これらは全て英語圏の価値観が反映されている証拠です。

僕らから見たら変な文章も、向こうからしたら「なんで主語を省略するんだ?」と変に感じているのかもしれません。
特に古文なんかは主語を特定するゲームですから、かなり主語というものに対する重きの置き方が英語圏と日本で異なることが、言語からわかります。

哲学者カントが唱えた「コペルニクス的転回」という有名な概念があります。
これは、僕らは認識できる対象に対して名前をつけているわけではなく、名前が頭の中にあるから対象を認識できるのだ、というもの。
僕らは机とペンが分かれていると認識しますが、それは単に名前が違うからです。なので、机を机と知らず、ペンをペンと知らず、空気を空気と知らない赤ちゃんは、連続体の世界を生きていることになります。

僕らの思考は、言語によって支配されているんですね。

学ぶことの大切さ

昨日お友達2人が家に泊まりに来てくれました。お母さんが張り切ってました😂😂

寝起き!!

そこで、僕はとあることをお話しさせていただきました。
天才は最初っから天才だったわけじゃなく、尋常じゃない努力を積み上げた結果、持ってるカードが多すぎるから天才なんだと思うのよ。つまり、先天的なものじゃなく、後天的なものであると。
赤ちゃんが生きる世界が本当に何もかもが連続して繋がっている世界なのだとしたら、大切なのは考えることができる下地を作ること。で、考えることができるためには、知識や概念を頭の中に入れなきゃいけない。
センスやひらめきは、すでに頭の中にある知識のつぎはぎで、そもそもその知識の絶対量が少なかったら閃くこともないし、考えることもできない。
僕はそう考えます。

学ぶことが好きな人は、学ぶことで世界の見え方がガラッと変わる経験をされたと思います。
学ぶことが好きじゃない人は、「勉強して何になるの?」と感じると思います。

辛いかもしれないけど、自分の好きなことでいいから、徹底的に学ぶことは、これからの人生でめっちゃくちゃ重要になると思いますよ〜〜という記事でした!!

こどもたちに「生きるちから」を!

最後にお知らせだけさせてください!
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1日ですでに約60万円もご支援が!!すごすぎる…!

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ご支援ありがとうございます!!これからも皆様をワクワクさせられるような記事を書いていきます!!