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ラグジュアリーたらしめるもの

大阪の若江岩田駅徒歩3分の美容室「warmth(ワームス)」さんにお邪魔してきました!
ほんとオシャレで優しい方ばかりなので、ぜひ一度足を運んでみてください!

・ワームスさんのホットペッパー


こんにちは、国武凜(くにたけりん)です!
ピアスブランドLUXER MOON(ルクサームーン)をつくったり、大学生をしたり、講師をしたりしておりまーす!

今回は「ラグジュアリーたらしめるもの」というテーマで昨日に引き続き「ラグジュアリー」のお話をしたいなぁと思っております、よろしくです!!!

欠乏こそラグジュアリーの核である

タイトルで結論を言ってしまいましたが、結論ラグジュアリーたらしめるものは
「欠乏」
です。

例えばお金なんかがわかりやすいと思うのですが、世の中に余るほどお金がある状態と、1億人住んでる島国で1万円しかない状態では、1万円の価値は大きく変わります。後者の方が絶対値は同じでも価値の高さは圧勝ですよね。

これは何かって言うと、欠乏そのものなんです。
みんなが欲しいのに足らないから、欠乏しているから、価値が上がるんです。

ラグジュアリーの根幹はまさにこの「欠乏」でして、CHANELやGUCCIはみんなが知っているのにみんなが買えないからあれだけ高い値段で売れちゃったりします。
逆に、どれだけかっこいいデザインだとしてもみんながCHANELを持ってしまったら、それだけで価格は大幅に下がるでしょう。

欠乏はうまくマネジメントすることで「稀少」へと変わり、価値の源泉となってくれます。
ラグジュアリー戦略を取り入れる際に大事なのは「欠乏のマネジメント」であるということですね👌

北京市長がラグジュアリーの宣伝を禁止している理由

さて、ここからが面白い話でして、著書「ラグジュアリー戦略」には北京とラグジュアリーに関するお話が出てきます。

どうやら北京市長は、ラグジュアリーブランドが街のデジタルサイネージやテレビ広告を使って宣伝するのを禁止しているそうです。

なぜでしょう?

「欠乏」という性質、それを根幹に添えたラグジュアリーという概念は、その法外な価格や過剰に限定された流通チャネルによって買える人と買えない人を生み出します

その結果生まれるのは社会階層化、つまり縦の違いです。

「あいつより俺の方が上だ」とか
「わたしはあれを買えないから下だ」みたいな。

社会階層化を生むという性質を兼ね備えたラグジュアリーは「差別主義者」そのものであり、社会的緊張を高め、同じ社会の構成員の間の結びつきを乱し、社会の団結を壊します。

わかりやすいのが新興国と呼ばれるBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)。
これらの国々では、金持ちと貧乏人との間の格差(ジニ係数)がこれまでにないほど広がっています。
1人のスターが金持ちになり栄光を手に入れることを推奨し、すぐに経済ブームが起きた中国を見ればわかる通り、ラグジュアリーは社会秩序を壊しかねないということを抑えとかなきゃいけない。

このことを十分にわかっていた北京市長は、まさに社会秩序を守るためという理由で、ラグジュアリーを禁止したんです!!

21世紀という特異点

まだ始まってまもない21世紀という時代は、おそらく前の世紀のようにはならないでしょう。なぜなら、この「地球」が世界の協議事項の1番になっているためです。

SDGsが叫ばれて久しいですが、これは何も若者の間のみで起こっている一過性のブームなんかではなく、生まれてきた瞬間から、生きている間は永遠に、我々個人に与えられた「課題」です。

持続可能性という観点からラグジュアリーを観察したとき、僕らはおそらくその内に秘めた大いなる可能性に驚くでしょう。この話はまた別の機会にしますが、要はラグジュアリーは光の側面もあるが、その光が強すぎる反面、影の部分も色濃く存在しているということです。

僕たち人類は、これからどうラグジュアリーをマネジメントしていくのか、はたまた放棄するのか、はたまたラグジュアリーが暴走するのか、未来がめちゃくちゃ楽しみ!!

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