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#06 雪国暮らし一年生 ~真冬の雪国あるあるを体感するリアルな毎日の記録~

 雪国で暮らし始めてから、2ヶ月が経った。今年の雪は例年に比べてダントツに多かったみたいで、旦那さんも驚いていた。
 今回は、雪国暮らし一年生の私が感じた事をリアルに書いてみる。都心から雪国への移住を考えて居る人にも参考になれば良いな。

 まず雪国に降りたってすぐに気がついた。みんな「冬靴」なるものを履いている。だから、平気で雪の上や水たまりの上を歩く。雪国の地に、ローファーで降り立ってしまった私は、旦那さんに笑われながら雪対策の最強アイテムがそろう「WORKMAN Plus」に連行され、無事に「冬靴」を購入。
 重要なのは防水機能と滑り止め。ちなみに、一番最強なのは長靴タイプのやつらしい。

 これで、ひとまず雪国を歩けるようになった!と思ったら、まだ甘かった。お次は「消雪パイプ」の存在。私の住む場所では、地下水を噴射させて雪を溶かす「消雪パイプ」が至る所にある。
 例えばスーパーの駐車場。ヤツは、あらぬ方向から地下水を噴射させるから、気を抜いていると車から降りた瞬間にやられる。これで既に何回もびしょ濡れになった。。要注意な装置。でもこれがあるおかげで、だいぶ積もる雪が減るので優れものでもある。

 こんなもんじゃない。年末年始をゆっくり家で過ごし、いざ出勤!となった日の朝。通勤用の車の上に積もった1m級の雪に絶望\(^_^)/毎日朝から雪に打たれながら降ろしても降ろしても積もる雪と格闘。
 周りの住人たちを見渡すと、各々お気に入りの除雪アイテムを持ってすいすい雪をかいていく。今まで雪かきなんて、ガーデニング用のスコップでしかやったことなかったよ…??と思いつつ、コメリスノーブラシスコップを購入。これで最低限大丈夫。
 毎朝起きたら速攻でカーテンを開けて、積雪量をチェックするのが日課になった。

 最後はなんと言っても「色のない世界」。雪が降る間は、あたり一面が「灰色一色の世界」になる。だから、関東みたいな比較的青空が多い地域から来た人は鬱病にかかったりもする。らしい。
 たしかに排気ガスで汚れた雪が積もった地面と雪雲が一面にかかった空は、気分を悶々とさせてくる。でもそんな毎日が続くからこそ、青空が広がった日がスキップしたくなるくらい嬉しい。色のない世界には、お花を飾って色を足すのもおすすめ。

 初めての雪国生活はこんな感じ。
 雪国での生活は、決して楽ではないと思う。でも、その生活の中で見つける新しい発見もある。新鮮な感覚があるうちに、感じた事をたくさん記録しておきたい。いつかこの生活に慣れた頃、読み返して大爆笑できるように。


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