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#31 【大人の楽しみ】日本酒にはまりまして。

最近、日本酒が美味しい。

〆張鶴のます酒

学生の頃は、正直罰ゲームで飲む飲み物だと思っていた。
できれば味わいたくなくて、大急ぎで飲み込むと喉がカァッと辛くて、まさかアルコールの原液を飲まされているんじゃないか?なんて考えるほど。

翡翠銀杏 これさえあればえぇ。

そんな私が、日本酒を美味しいと思えるようになったのは、やはり社会人になってからだと思う。
その中でも1番のきっかけは、親友を訪ねて山口県に行った時に「獺祭」を飲んだこと。

え、こんなにフルーティなの?!?と度肝を抜かれたのを覚えている。

雪男のsakeyell

その後、どんな運命か私は日本一の酒蔵数を誇る新潟県にお嫁に行くことに。
新潟では「お酒飲む」=「日本酒を飲む」と訳す事を、歓迎会の席で知った。

恐るべし、新潟。

最近はスーパーの日本酒コーナーで、気になるものを見つけては晩酌用として持ち帰り、飲み比べを楽しんでいる。

炙りタコ。最高。

でも、ふとした時に考えた。

純米酒?大吟醸?生酒?
日本酒のラベルを見ると色んな表現が並んでいるが、どれもちゃんとした意味を知らない。

雰囲気でなんとなく選んでいたんだと思う。

これ生酒。読み進めると意味がわかる。

せっかく好きになった日本酒。
少し知識をつけてみたくなって、図書館である本を借りてみた。

【まんが&図解でわかる はじめての日本酒】

以下、この本から得た知識の中で、私のなるほど!と思ったポイントをピックアップして載せてみる。

仙台でおすすめのおでん屋さん

「純米酒と本醸造」
・醸造アルコールを添加するかどうかの違い
・醸造アルコールは、香りや味を調える役割
・純米酒は米感のあるしっかえいとした味
・本醸造は純米酒よりも軽快な味わい

「精米歩合」
・日本酒は、原料や精米歩合(米の磨き具合)、製法によって8種類に分類されている
・本醸造タイプでは、本醸造酒、吟醸酒、特別本醸造酒、大吟醸酒
・純米タイプでは、純米酒、特別純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒

「生酒と生貯蔵酒、生詰め酒」
・瓶詰め前の「火入れ」の度合いによって変わる
・火入れは加熱殺菌効果があり品質の劣化防止に役立ち、回数やタイミングによって名前や味が変わる
・通常酒は、2回の火入れを行うが
・生酒は、火入れなし
・生貯蔵酒は、1回目の火入のみ
・生詰め酒は、2回目の火入のみ

「甘口と辛口」
・裏ラベルの「日本酒度」が目安
・日本酒度は、酒の比重を示し、甘さと辛さの指標となるもの
・0を基準に、プラスの数値が大きくなるほど日本酒に含まれる糖は少なく辛口に
・マイナスの数値が大きくなるほど糖の含有量が多く甘口になる

※でも、糖の含有量のみで甘口と辛口を判断するのは難しく「酸とのバランス」も重要
自分の舌で確かめてみるのがいい

「燗酒(かんざけ)と冷酒」
・米の旨味や甘みを引き出す燗酒
・精米歩合の数値が大きく味がしっかりした純米酒は、燗酒向き
・55-30度温度帯で、5度違いで飛び切り燗、熱燗、上燗、ぬる燗、人肌燗、日向燗がある
・冷酒は、味を引き締め、口当たりを爽快にしてくれる飲み方
・精米歩合の数値が小さい「吟醸」と名前にものが適している
・20-5度の温度帯で、5度違いで常温(冷や)、涼冷え、花冷え、雪冷えがある

これは危険。ほぼ水。

自分が好きな事も、案外ちゃんと知らないことが多い気がする。

ちょこっと調べるだけで、より深く知り楽しむことができるのが嬉しい。

やっぱり焼き鳥は、塩でしょ。ね?

最後に、今の季節に飲みたい「ひやおろし」(秋あがり)について、紹介したい。

ひやおろしは、春に搾ったお酒を一度火入れし、一夏寝かせたもの。「ひや」は、「生」(2回目の火入れをしていない)、「おろし」は「出荷」が語源と言われている。

寒くなってきたこの季節に、お気に入りの日本酒とおでんやお鍋であったまるのはいかがでしょうか?

麒麟山のながれぼし。輸出もしてるらしい。

(おまけ)

私のおすすめの新潟県の日本酒をご紹介。
皆さんのおすすめも、コメントで教えてください。

・麒麟山 伝統辛口
・久保田 大吟醸
・壱醸 純米吟醸

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