新入社員に教えてもらったこと

今日はちょっと前に書くと言っていた、採用が重い理由と

1. 人件費はそもそも重い
2. その人を不幸にしたくない
3. もっといい人がいるかもしれない

1. 人件費はそもそも重い

年収300万の人を採ったとしても、社会保障費なども含め3人いれば、年間1000万円の費用になります。1000万の人ならもちろん1人で食いつぶします。1000万円あっても1-3人ぐらいしか雇えないわけです。ここで初期の会社はいくらの予算を持っているのか考えてみましょう。

はじめにRimo合同会社の場合で話しておくと、自分は起業のタイミングでの年間の予算は2000万円で考え、最大3000万円まで耐えるという計算にしました。(実際3000万円銀行から借り入れてます。)

一般に初期の会社がどのくらいの予算を持っているかの参考値として、株式による資金調達の一般的な数値を調べて持ってきました。最近はもう一回の調達額が上がってる印象なので楽になってる一方、求められる給与レベルも上がっているのでトントンかもしれません。

画像1

https://paid.jp/v/contents/pre/useful/ipo_financing.jsp より

ちなみにシードだけは1年分ぐらいですが、それ移行の調達は1.5-2年分ぐらいで見込む印象です。なので2000万から5000万と言っても多く見ても年間3000万ぐらいな印象です。初期は1000万ぐらいと言う見方もできますが、自分の会社は自分以外のメンバーに対しては、株やストックオプションなどを渡せない合同会社なこともあり、できる限り正当な対価を払おうとしたため、1000万よりは大きく予算を見積もったつもりです。

年間予算3000万あっても、サーバー代とかオフィス代とか原価なしで、3-9人ぐらいまでしか雇えないわけです。

なので普通でも、3人とかで、会社としてやるべき経理や法務もやりつつ、開発や営業もやらないといけないんですよ。うちは副業たくさんでやったのでここはちがいますが。

でも、いずれにしろ人件費初期の会社にはやっぱり重いですよね。

2. その人を不幸にしたくない

実は、初期の会社は相手が自分の会社に見合うかだけじゃなくて自分の会社が相手に見合うかを気にしてしまうと思います。少なくとも自分は気にしてしまいます。

例えば自分の会社で採りたいと思っても、例えばその人がGoogleに受かりましたって言ったら、自分はその会社1年で辞めてるにも関わらず、そっち行った方がいいよと言ってしまうと思います。

やっぱり、一言で自分の実力を証明するのは難しいので、この大学出身ですとか、この会社出身ですっていうのは強いんですよね。その中でRimoなんて弱者だという自覚はあるので、それでも自分の会社に入れる人はある意味もう実力が認められてて、会社によって評価が変わらないって人の方が採用しやすいです。

3. もっといい人がいるかもしれない

まぁこれは書かないわけにはいかないんで。小さい会社は2の方が重いですがこれもないわけではないです。

特に一般的に言われるのは

1. 1人しかいらない役職の場合
2. 会社の雰囲気を大きく変えるキャラな場合
3. 学歴や社歴があまり良くない場合

は慎重になった方がいいと言われます。

まぁ僕は自分の目を過剰に信じるタイプなので、1以外はあまり気にならないですが。

あと会社の初期に入る人はなんでもやります!みたいな意識はあったほうが良いとは思います。一つの役職にこだわってると、誰かその役割をよりできる玄人が入った時に価値がなくなってしまうので。

自分はとはいえ人それぞれ良さがあると思ってるのですが。

それでも雇おうと思える理由

ネガティブっぽい話だけ書くのは微妙かと思ったのでここも書きたいけど、ちょっと時間的に余裕がないので次回になるかも!


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