嫌われる勇気
本書は、アドラー心理学に基づいた書籍です。
私は心理学者でも何でも無いので、本書の全てを理解したとは思っていません。
本書には、以下のようなことが書かれていました。
気になる方は本書を読んでください。
・原因論では無く、目的論で考える。
・劣等感は本来健全なものである。
・課題の分離をする。
・いま、ここを生きる。
私はアルフレッド・アドラーさんのように、心理学などについて、一切の知見は無いです。
かつ、アドラー心理学の全てに賛成かと問われるとNOです。
感覚値としては、50%程度は賛成というくらいです。
以下、本書の内容を踏まえた上で、私の考えです。
劣等感について
誰もが感じたことがあるのでは無いでしょうか。私も漏れなくその1人です。
他者より劣っていると感じて、劣等感を感じる。
これは良くあることだと思います。
私も悩んだことがありましたが、これについては、今は自分なりの解を持ってます。
結論としては、人と比べないことで劣等感を感じないようにしようとしています。
人と比べることのメリット
メリットとしては、自分の存在価値を分かりやすく表してくれます。
一例ですが、周りと比べて仕事ができるという実感があれば、幸せを感じることができる。
周りと比べて仕事ができないと実感すると、悔しさや劣等感を感じることができます。
人と比べることは、分かりやすく自分の感情を実感することができ、なによりも自分の存在価値を分かりやすく実感させてくれると考えています。
人と比べることのデメリット
シンプルに、自分が疲弊すると思ってます。
自分の存在価値を実感するために、人と比べること。
一時的なら良いのですご、これを継続してしまうと、人と比べ続けなければ自分の存在価値を実感できないということになりうると思います。
周りと比べ続けて、周りに勝ってる実感を持ち続けることができれば、人生は幸せだと思えるかもしれません。
一方で、周りと比べ続けて、周りより劣っていると実感してしまうと、辛い人生だと思ってしまうと考えています。
人と比較をし続けるとキリが無いです。
そして、ある程度、周りに勝ち続けたら目標を見失い、周りに勝ってるのに幸せを感じることができない日が確実に来ます。
なぜ人と比べるのか
学校教育の構造だと考えています。
私たち日本人は、中学校くらいから、人と比べさせられる社会で生きていきます。
学力をテストの点数で人と比較し、学年で何位という順位付けをさせられる。
いつの間にか、競争させられて、「人より良かった」「人より劣っていた」という社会で生きていきます。
この他人との競争社会が、「あの人は仕事ができる」「あの人は仕事ができない」など、大人になっても当たり前のように続きます。
そして、私たちは無意識的に他人と競争をしてしまい、無意識的にいつの間にか劣等感を感じてしまうのだと考えています。
競争社会とどう向き合いのか?
「競争社会から逃げるな!」というご意見をお持ちの方からしてみれば、人と比較をしないという考え方は、ありえない考え方かもしれません。
私もインテリジェンス時代に先輩、同期をライバル視して仕事をしてきた人間なので、すごくその考えは分かります。
「競争するから、勝とうとする」「競争するから、成長する」という考え方は凄く分かります。そして概ね賛成です。
ただ、これからは競争の対象を変えます。
「誰と競争するのか?」「何と競争するのか?」「なぜその対象と競争するのか?」ということを考えます。
無意識的に何となく周りと競争してしまうと、相当メンタルを鍛えない限り、そして、鍛え続けない限りある、いずれ心が疲弊してしまい、幸せを逃すと考えています。
では、何と比較、競争するのか?
冒頭にも書いた通り、自分と比較します。
未来のありたい自分に対して、最大限、今を頑張ります。
周りとの比較ではなく、未来のありたい自分になれるように、頑張ります。
そして、過去の自分を振り返り、過去の自分より成長できているように、今を頑張ります。
自分の決めた未来や、これまでの過去の自分が比較対象となるので、外部環境に左右されることが少なくなり、周りと比較することよりも、心の疲弊は限りなく少なくなり、最大限のコミットができると思っています。
本書の学びをどう活かすか?
日々、ポジティブでいること。昨日も今日も明日も1年後も5年後も10年後も、毎日がポジティブでいれるように、今を頑張ります。
毎日がポジティブな気持ちであれば、毎日は幸せであり、結果として幸せな人生であると思えると思うからです。
また、私がポジティブであり続ければ、私の人生だけで無く、妻、息子含めた家庭にも良い風を吹かせることができ、妻と息子の人生もより良くなると考えています。
どうやってポジティブでいるようにするのか?
未来の目標をしっかりと決めて、全力で今を頑張ります。
私の経験上、頑張れないということが人生において、一番辛かったです。
頑張ることさえできれば、良い時も良くない時も私は幸せを実感することができます。
周りとの比較で頑張るのではなく、未来のありたい自分に向き合って頑張ります。
最後に
今回は、私の一個人としての考えを書きました。
私の考えは、アドラー心理学に反する部分もあります。
また、上に書いたことは、頭では分かってても、勉強と仕事が違うように、学問と現実は違うと考えています。
いざとなると上のことが実行できないこともあると考えています。
仕事がうまくいかない時、人間関係がうまくいかない時に不安やストレスを感じることもあると思います。
そんな心の危険信号を察知した時には、このnoteを読み返したいと思います。
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