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【詩】築かれた世界

眠りにつく前
最後に見た景色は
果てしなく広がる緑射す草原と
悠々と広がる青空にぽっかりと浮かぶ白い雲だった
夢堺で見た心安らぐ風景に
わたしは安心して夢の世界に落ちる

わたしが見た夢はわたしのものではない
わたしが見る世界はわたしのものではない
誰かが築いたもの もしくは自然にそこに存在していたもの

風に吹かれて わたしは自分の小ささを感じる
悲しくはない
それが世界の仕組みだから

夢の世界から起きるとき
すみれ色の空を見た
それを築いたのは誰なのだろう
答えは人それぞれでも そのすみれ色の美しさを心に刻んだ

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