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PTAの役員になったことについて

長男の小学校のPTAについて

長男の通う小学校は、PTAが任意加入ではなく、全員加入になっている。

引っ越してから1年足らずで、小学校に関する情報はほとんどなく、PTAといえば、平日の活動なんだろうな〜とか、役員決めとか大変なんだろうな〜とか、ぐらいの想像しかなかった。

入学してわかったことは、1年生の保護者はPTAの役員・委員にはならなくていいということ。

子どもたちが入学する前の時期に、次年度の役員や委員を決定し、引き継ぎなどをスムーズにすすめられるようにということと、PTAの活動を1年みてから、関わってもらおう、という趣旨のもと最近かわったらしい。

ちょっとほっとしたとともに、子供が在校している間は、子供人につき1回、2人いれば2回はPTAの活動に関わるこということで、入学時に配られた「6年間使います」というカードに、入学早々なんだか気が重くなった。

役員は推薦で決まる

学校生活が始まると、保育園と違って学校に行く機会はほとんどなく、PTAの仕事を垣間見るのは、運動会や学校祭なんかでスタッフとして活動されているぐらいで結局何をやっているのかはよくわからず、すっかり意識も離れていたのだけど、再び気が重くなったのは、1年生も後半になった頃。

PTA役員に関する推薦書みたいなお手紙が配られた。

立候補ではなく、推薦。

やりたい!ってい人がいっぱいいたら、こういう形にはならないだろうなーと思うと、やっぱりあまりみんながやりたがらない仕事なんだろうと思うわけで、じゃあそういう仕事をこの人に、なんてと思うと推薦するほうもなんだか複雑。

推薦する人をその理由とともに提出(任意)してください、とのことだったので結局出さずじまいだったのだけど(そもそも知り合いがほとんどいない)、こういうのってみんなどうしてるんだろうなー、なんて思ってからしばらくたったある日。

長男が学校から持ち帰ったお手紙のなかに、封筒が。端の方にはPTAの文字。猛烈に嫌な予感がし、恐る恐る封筒を開けたら、推薦候補者の皆さまへ、と書かれた書類が一枚。

知り合いもそんなにいないのに、なにが起きたのか、頭はハテナだらけになったのだけど書類には、後日連絡をしますので、質問があればそのときにとのこと。

誰にどういう意見をもって推薦されたのかわからないけれど、そういう機会を与えられたなら、やれる範囲でやるべきか?とか思いつつ、いつ、どこの誰からかかってくるかもわからない電話に、ドキドキしながら待つこと数日。

見知らぬ番号からの着信があり、これかなーと恐る恐る電話にでたら、単刀直入、やってもらえるかとの確認から。手紙に書いてあったので、質問したいことがあると伝えると、推薦委員会を名乗ったその人は、活動自体は詳しくわからないので、詳細はまた現役員のかたに直接きいてほしい、の一点張り。役員のかたから電話をかけてもらうのでその時話してもらっていいですかと。

何もわからないのに、この段階で引き受ける人っているのかなー、とかこの人にこれ以上話しても仕方ないのかなー、とかまったく興味がない人はここで断るんだろうなーとか色々考えつつ。

役員さんからの連絡を待つこと数日。

連絡してきた人は、息子の同級生で家が近所の人でした。この人が推薦者だったりするのかな?と思うも誰が推薦したかは教えられないということでわからずじまい。とりあえず活動内容を聞いてみたり、役員決めのなかなか大変な状況なんかの話をきいていたら、やっぱりできる範囲でなら、なんて流れになって。活動頻度が少なく、仕事にそれほどの支障がでない〇〇の役でならという条件つきで話をし、次候補者が集まって話をするときに、無理なら断っていただいてもということでその日は終わり、また待つこと数日。

次にきた集まりに関する連絡にちょっとびっくり。

一斉配信のメールには、次年度役員を引き受けていただき、の文字から始まる次回の集まりの予定確認のメールが。まぁ招集された他の人が私が可能だといった役以外で希望してるとかなら、そうい書き方もあるかな、とか、一斉配信のメールだからな、とか色々思うことはありつつ、メールをもらってから1ヶ月ほどたった日、ついに集まりに行ってきました。

候補者の集まり

開始時間の前に学校につくと、人が何人か同じ方向へ向かっていて、その中に長男の同級生のお母さんをみつける。授業参観で会ってたまたま会話した程度の知り合いなのだけど、こういう場に知り合いがいるとなんだかほっとする。

彼女も〇〇役ならっていうことできたんですけど、っていう話がをしながら待つ間、だいたいそんな感じで役は決まっているなかなーなんて思っていたら、推薦委員の人が登場。

そして、第一声は、引き受けてくださりありがとうございました、だった。

まずは自己紹介から始まり、一通り終わってわかったのは、集まった人の内訳は候補者が11人に、推薦委員やら現役員やらが数名。うち半分以上が何かしら仕事をしている人だった。フルタイムの人も数名。

次に各役の仕事やら人数やらの説明が。

すると、候補者11人に対し、役は12人。1人は現役員が引き続き、とのことだけど、もう断る余地ない?

具体的に役を決める段階になって、事前に希望を聞いてる人もいますが、ということで、私みたいな人ね、と思ってふんふんと頷き、えーっと、誰が何役でした?みたいな確認になり、私の希望してた〇〇役は、もう一人希望者がいることが判明。あれ?この役の人数1人だよね?あれ?これ断ったらどうなるの?という私の疑問は置いてきぼりに、その他で希望している人はと話が進み、そこは定員ぴったりでさくっと決まってしまう。

で、私達どうするの、みたいにみんなの目がこっち向く。どっちかが折れなきゃ話はまとまらない。そういう空気が苦手すぎる。

話を聞いた限りでは、もう一方の仕事もなんとかなりそう、な気もしなくない。そう思ったらもういいや、っていう気になって私はその役を譲ることにした。

そして残りの役ぎめに入ると、次の人の番といわんばかりに私の他の人へ話が進む。こういう場は、正直いったもんがちなところがあって、次の人がこの役がいいです、っていうと他の人がその役言えない空気になる。残った役がいろんな事情で絶対無理なら無理です、って言えるけどそうじゃないとちょっと気がすすまなくても、仕方ない、みたいな。私だけ?

そんなわけで

当初の予定とは違うけど、PTAの仕事に興味がないわけではなかった。ただ積極的にやりたいですかと聞かれて、はいやります!とは言えなかっただけ。

ちょっと気の進まない役に決まってしまったけど、いつ引っ越しの話がくるかわからない状態で、定員1名の仕事にはつかないほうがかえってよかったかな。

前年度のPTAはほとんどの人が専業主婦だったらしいけど、共働きが増える中、PTAの仕事の見直しなんかも進めたいと思っているという前任者の話もあったし、推薦じゃなきゃやれないような仕事をやれるなんて、またとないチャンス。文章を書くネタにもなる?

色々自分に言い聞かせて、頑張ろうかなと思うのでした。


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