自分が溶けて、世界と一体化してゆく・・・
諸星大二郎、ダリ、スティーブンス、タルコフスキー、バッドの描く幻視空間への誘い
養老孟司「世界と自分が一体化する」
以前に読んだ、解剖学教授・養老孟司著「自分の壁」第一章「自分は矢印に過ぎない」に面白い部分がありました。そこを少し要約してみます;
本文ではそのあとに、人間の脳つまり意識が、「ここからここまでが自分だ」と自分の範囲を決めて線引きし、範囲内のものは「えこひいき」して、それからはみ出たものに対してはマイナスの感情を抱くと説明が続きますが、中でも私は、「世界と自