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幻の光景を求めて : artworks

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photoshopで画像合成して創作した作品の紹介です
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#フォトモンタージュ

“ カラダが時空を超えて拡がる ” を可視化したい ~ 幻の光景を求めて6

球体状のガラス細工オブジェを作品創作に活かす step1: 具体的なコンセプトを決める 作品を創る際、私の場合は、まず何か「具体的なコンセプト」を決めてから創り始めます。コロナ禍2020年春の作品制作の時は、観光地で手に入れた球体状のガラス細工オブジェを作品に活かしたいと考えました。 このオブジェをイメージとして活用しながら、カラダが時間と空間を超えて拡がってゆく ⇒ 身体感覚が時空を超えて拡張してゆく、・・・ ・・少し別表現すると、「世界と自分が一体化して浮遊と昇華を

奇跡のシャッターチャンス到来!・・・でも私は写真家ではありません ~ 幻の光景を求めて4

15年前、夕方の街の広場で霧の中から人影が出て来るところを偶然に撮った写真が数枚あります。我ながら「奇跡のシャッターチャンス」と言いたくなるような、劇的な雰囲気が写っていました。 でも、その写真画像をそのまま作品とするのでは、私の求めるイメージを創り出す作品にはなりません。私は写真作品ではなく、フォトモンタージュによる表現:画像合成によるイメージの変容を企む作品を創りたいからです。 以下の通り、その広場の画像に加え、雨に濡れた地面、都市の遠景、ドライアイスの靄を構成素材とし

私ではない私、世界ではない世界が、この地上に今も在り続けている ~ 幻の光景を求めて5

私は2006年より photoshopを使って、複数の画像を切り貼り加工して構成するシュールなコラージュから、画像を加工変形して全く別のイメージへと変容させるフォトモンタージュまで、さまざまな合成加工作品を制作してきました。その数、習作も含めて300以上になります。 今回、紹介するのは、シュールなコラージュ作品で、3枚の元画像を使い、境目をちょっと歪曲させてボカシただけの作品です。 まず、その元画像のうち2枚: これら2枚は、ヨーロッパ旅行をした知人よりもらったデジタル