誰より君をずっと見てるよ
推しが、でっかい音楽イベントに出る。
そのことについての感情の記録を残しておこうと思った。
最初は、不安や憤りを抱えている誰かに、
喜んでいいのか迷っている誰かに、
この機会に推しのために何をしたらいいのか考えている誰かに向けて書こうか、
と思ったのだけれど。
どうにも私は、誰かに向けてのメッセージが苦手らしい。
だから今回も「私のこと」と「推しに対して私がどうありたいか」の感情についてを素直に書きたいと思う。
わかりづらい部分もあるかもしれないが、これは誰かに自分の主張を説明するための文章や布教のための文章というよりは、
自分がどうあるべきか迷ったときのための覚え書きなのでご了承いただきたい。
とりあえず、私の推しを紹介しよう。
私の推しは、吉本興業所属のダンスボーカルグループOWV(オウブ)のメインボーカルをつとめる浦野秀太さんだ。
●OWV公式サイト
●浦野秀太プロフィール
真面目で、かっこよくて、歌がすてきで、優しく、かわいらしく明るい笑顔と元気な声が魅力的なボーカリストだ。自慢の推しです。
もちろん、OWVの全員と、ファンのみんな、運営スタッフの皆さんのこと(teamOWV)を心から想っている。
ただ、やはり浦野秀太さんは私にとってひときわ特別な存在なので、推しは彼です、といつも胸を張って宣言している。
5月、OWVは、ふたつの大型イベントのステージでパフォーマンスを披露することが決定している。
詳しくない素人目線で話しているため、
ボロが出ると困るのであえて名称は伏せる。
(界隈の人ならすぐわかるとは思うけれど)
どれくらい詳しくないかというと、どちらのイベントもOWVが出演するタイミングで初めて名前を知ったくらいの門外漢だ。
K-popや韓流文化を体験できるグローバルイベントの日本での出演者が決定した際、Twitterで各グループのファンの間で、ちょっとした話題になった。ポジティブな意見もあれば、ネガティブな意見もあった。
私はQWV(OWVのファン)の意見しかほとんどみていないけれど、全体的に、
K-Pop・文化のイベントにも関わらず、日本でパフォーマンスするグループ5組が、日本のグループだけだったことについての話題が多かったようだ。(中には日本以外の国籍を持つメンバーがいるグループもあるが、それは本題ではないらしかった)
Twitterのタイムラインを見ていて、個人的な意見としては、たしかにイベントの名称とコンセプトがややずれているな、と感じた。
しかし、特にそのことにより推しが出ることが不満、などということはなかった。
それはなぜか。
私が、そのイベントや特定の音楽ジャンルに対しての強い思い入れがないからだと思う。
なので、イベントに対して思い入れがあり、今回の日本での公演に対して戸惑っている人とは意見が平行線になってしまうと思う。
一度、国際情勢の話をしようと思う。
現在、世界では全世界を巻き込んだ大きな動きが起こっている。
Twitterのトレンドや、テレビのニュース。日頃私たちを取り巻く情報に目を向ければ、海を挟んだすぐそこの場所でなにが起きているか少しはわかるはずだ。そして、歴史を100年ほど遡れば、今がどの国も慎重にならざるを得ない危険な状況だということもわかるだろう。私たちが暮らす日本も、世界に対してどのような立ち位置であるのか、慎重でいなくてはならない国のひとつだ。
さらに、2020年からの感染症の流行により、一般人も芸能人も、海外への移動が難しい。海外どころか、国内の移動も制限されている人が少なくない。
また、日本では今年、いくつかの大きな天災もあった。そのため、実際にアーティストのツアーコンサートが中止になった例もある。
この状況でのグローバルイベント、日本への海外ミュージシャンの誘致というのは非常に厳しいのではないだろうか。
某イベントは、韓国とアメリカでも同時開催されるので、アーティストの渡航を望む声もあるかもしれない。しかし、この情勢の中での推しの渡航は、むしろ私は不安に思っている。なので、推しが出演するのが日本でよかった、と心から安心した。もちろん、これから先、OWVが海外に進出するというのなら、喜んでその背中を押すし、今以上に毎日彼らの無事を願うだろうけれど。
このように言っても割り切れないひとは割り切れないのだと思う。
誘致や渡航については、実例や特例があるから、それを推しに適用してほしい、と思う気持ちもあると思う。それもまた、強く推しを応援している純粋な愛情からの感情だと私は信じたい。
意見が異なるのは、互いが対立しているわけではなく、大切にしている視点が違うからであり、価値観が違うからであり、私と、異なる意見のどちらが間違っているということではない。
イベントのコンセプトと名称が合っていないのは、情勢だったり、提携企業の兼ね合いだったり、いろんな理由があるのだろう。
そのことにより、イベントに思い入れがある人が落胆することも推測はできる。
しかし、企画と名称が企業の都合により、ややズレることがあるのは珍しくはない。
たとえば、動画サイトで有名な某一発録り企画。出演アーティストはものすごく同レーベルに偏っている。理由はごく単純、そのレーベルの企業が企画を主催しているからだ。
でもそれが、
ソ●ーまつり一本どり選手権~たまに他レーベルもポロリだよ
の名前だとださいよね?
私にとってはそれくらいの感覚で、名前と内容が違っていても、ライブとしての内容さえよければ全く問題ない。
いちばん大切な部分に触れておく。
私はOWVがこのイベントに出るのが嬉しいかどうか、というと、嬉しい。
去年の同イベント関連で煮湯を飲まされた気持ちになったこともあるが、それでも嬉しいし、オンラインからにはなるが、ライブも見たいと思う。
何故か。
有名なイベントにOWVが出るから、ではない。
きっとOWVが、観客の前のステージでパフォーマンスを披露できることを楽しみにしているからだ。
QWVに会うことも、普段は会えない観客に会うことも、他のグループと同じイベントでパフォーマンスを披露しあって高め合うことも。
きっと彼らはプラスにして、大切な思い出をまたひとつ重ねてくれる。
私が推しているOWVとは、そういうグループだ。
それは、同じイベントに出演する他のグループも同じ志なのではないだろうか。
私は、推しを信じる。
どんなステージであったとしても彼らがそこに登ることを決めたのであれば、全力でパフォーマンスを楽しむし、心での声援と、心からの拍手を送るし、終わったら感謝の気持ちを届けたい。
それだけは、私にとって譲れないことだ。
OWV - PARTY | KCON World Premiere : The Triangle
(気持ちがぶれそうになったら、去年のこの動画を見るようにしています。)
2022.4.5追記
アーティスト追加あるんですね!
これで少しは気持ち救われるひとがいたらいいなって思いました。
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