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【カンボジアボランティア】20年間生きてきた中で1番苦しかったデング熱。

デング熱は東南アジアメインで、蚊に刺されることによってかかる病気だ。

全部の蚊が対象ではないが、デング熱のもとになる蚊と普通の蚊の見分けはつかないはず。

私は初めてのカンボジアの渡航から帰国して1週間後、デング熱にかかった。

今でも忘れられない、2学期の始業式の次の日の9月2日だった。

朝から熱がある、38°ぐらいだっただろう。でも2学期最初の授業日。休む訳にはいかない。

インフルエンザの季節でもないんだから、感染病のはずがない、(この頃はまだコロナがなかった。。。)

学校に行かなければ、と頑張って登校した。

朝はまだ歩けたので、学校までたどり着けた。

朝のホームルームの後、「ああ、なんかだめだ。。。。」

友達に、「ちょっと念のために保健室に行ってマスクをもらってくる。」と伝えて、1時間目が始まる前に保健室に駆け込んでマスクをもらえるかと聞く。

「なぜ??????」と問い詰められ、熱を測さられた笑

そしたら、38.5°

ただの疲れなのかいろいろと問い詰められる私。

「あ、1週間前までカンボジアに居ました。」

そこで、保健室の先生方は叫んだ。

「カンボジアでもらった感染症の可能性がある!」と。

ここから大騒ぎ、保健所に電話。

そこで、突然足がひどく痛むようになった。足を切断したいレベルに本当に痛くて泣いた。

熱は上がるだけ、足の痛みも増すだけ。地獄だった。

そこで、学校の車で病院まで先生と一緒に向かった。

病院に着いたら、車いすに乗せられ、人生初の点滴を受けた。

でも正直はっきりと覚えていない。痛くて痛くて仕方なかった。

その時の検査の結果では何も異状がなかった。

ただの疲れだろうと言われただけだった。

そんなはずがない、、、、こんなに死ぬほど足が痛いのに、風邪を引いただけで38-39°の熱を出したことがないのに、、、

その数日後、再検査したらデング熱だということが判明した。

デング熱系の感染症を診察できる病院は限られている。

1日ずっと横になって、ご飯もまともに食べれなかった。

こんな状態が2週間続き、やっと治ったものの、2週間もずっと1日横になっていたので体力は全く回復していない状態。

学校までの道のりがとても遠かった。4時間目まで受けて昼ご飯を食べないで帰宅する日々が2週間ぐらい?続いた。それでも体力の限界だった。

1か月後、、やっと少しずつご飯も食べられるようになり、体力も回復してきた。

完全回復したのは、2-3か月後だろう。

私は、コーラが大好き。でも2-3か月間はあんな大好きなコーラも拒絶、家族がびっくりした笑

ご飯もいつもの4分の1。

本当に辛かった。もう一生デング熱になりたくない。

学校の友達からは、ひどく心配された記憶がある。

学校の先生方も大騒ぎ、そりゃあそうだろう。

高校で、カンボジアでデング熱になって欠席した生徒なんて稀だろう笑

次またデング熱になったら、死ぬほど危ないと言われている。

1回目はまだ大丈夫だけど、2回目は命に関わるらしい。

それでも、カンボジアに渡航し続け、住みもした。

もちろんこれからも渡航し続ける。

もしまたデング熱になって死んだら、、、それは仕方ない。それしか言えない。

やらないで後悔するよりは、やって後悔しろ。

ちなみに、デング熱対策にいい蚊よけスプレーはこれ。(日本で準備するのなら。)

普通の蚊よけスプレーは全く効かないとお医者さんから言われた。

これは30%も配合されていて、スプレーするとき匂いがきついが、その分効果がある。

普通の市販の蚊よけスプレーだと、1日10匹以上刺されたりするが、これをつけると多くても1匹ぐらいだ。

かなり強い蚊よけスプレーなので肌に弱い人は確認した方がいいかも、、、

東南アジアは最高、でも病気にはくれぐれも気を付けて、です。

デング熱はまだマシにも、エボラ熱とかは本当に大変。

でも東南アジアはやめられない、最高!!!

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