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看取りの話を求める時代に対する理解と対応

はじめに


お変わりございませんか。
東京は比較的涼しく、過ごしやすい5月の中旬の朝を迎えました。

看取りKaigoへの関心の高まり

介護報酬制度〈特別養護老人ホーム〉加算報酬要件
【看取り介護加算Ⅰの算定要件】
・常勤の看護師を1人以上配置し24時間連絡できる体制を確保していること
・看取りに関する研修を行っている
・看取りを行う際に、個室や静養室の利用ができる
・利用者に医師より、適切な情報提供と説明がなされた上で、医療・介護職と十分な話し合いをした上で、ご本人・またはご家族による意思決定によって進めていること
・医療・ケアチームにより、疼痛などの緩和・本人家族への精神的・社会的援助も含めた総合的な医療・ケアを行っていること
・時間の経過により、心身の状況が変化することもあるため、医療・ケアチーム・本人・家族との話し合いを繰り返し行い、文書にまとめておく
・看取りに関する協議の参加者として、生活相談員を明記する
・施設サービス計画の作成時、本人の意思を尊重した医療・ケアの方針決定に対する支援に努めている

【看取り介護加算Ⅱの算定要件】
看取り介護加算Ⅰの算定要件に加え、以下の要件を満たすことが必要です。
・配置医師と施設の間で、利用者に対する注意事項、病状等の情報共有、医師との連絡方法、診察依頼の具体的状況等を取り決めている
・複数名の配置医師を配置もしくは、配置医師と協力医療機関の医師が連携することで、施設の求めに応じて24時間対応の体制が確保されている
また、

※介護付きホームに関しては、「看取り期は、夜勤又は宿直の看護職員を配置すること」という要件が追加

厚生労働省資料より引用編集



社会的背景と現状


最近、看取りの話を聞きたいというリクエストが増えています。
これは、高齢社会の進行とともに、人々が自らの終末期にどのようなケアを受けたいか、またどのようにして人生を締めくくりたいかという意識が高まっているからです。

要望への対応


私は、看取りができるKaigoを積極的に推進しています。これは、ただKaigoを提供するだけでなく、その人らしい尊厳ある生活の終末を支援することを意味します。

地域社会への影響


看取りを地域の文化として根付かせるためには、地域全体でこの話題についてオープンに議論し、知識と理解を深めることが必要です。この取り組みは、地域社会全体が終末期のケアに対する新たな価値観を共有するきっかけとなります。

看取りを実践し文化にする道

教育と啓発


看取り介護についての正しい理解を深めるためには、教育と啓発活動が重要です。Kaigo職員だけでなく、一般市民にも終末期のケアに関する教育を行うことで、社会全体の意識向上を図ります。

地域活動と連携


行政も含め、地域にある様々な団体や介護事業者との連携を強化し、看取り介護が実施しやすい環境を整えるための仕組みを提供しています。
これには、ケアプランの策定支援や介護報酬の見直しも含まれます。

継続的なサポート


終末期にある人々が自宅で過ごすことを望む場合、継続的なサポート体制の構築が重要です。
これには、在宅医療とKaigoサービスの連携強化が求められます。

これから、ここから


今日も最後までお読みお聞きいただき、ありがとうございました。
看取り介護についての理解を深め、一人ひとりが尊厳ある最期を迎えられるよう、私たち日本ウエルエージング協会は活動の輪を広げていきます。あわせて看取りができる老人ホームサポートも積極的に推進してまいります。

素敵な一日をお過ごしください。


以下の音声配信も「ながら聴取」してください。

【Podcast】看取りの話しが聞きたい

介護保険制度、介護報酬制度の中では看取り介護と言われています。看取りを地域文化へ


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