昆虫食レストラン RIKYU

イタリアン、フレンチのレストランを20年ほど勤め2022年に独立開業。普段の営業の傍ら…

昆虫食レストラン RIKYU

イタリアン、フレンチのレストランを20年ほど勤め2022年に独立開業。普段の営業の傍ら、昆虫をメイン食材に使った料理やコースを定期開催。なぜ昆虫?とよく言われますがちゃんと調理すれば本当に美味しいんです。

最近の記事

2024年10月13日バッタ会in多摩川(バーベキュー編)

苦戦しながらもなんとか坊主は免れましたが、思っていた結果とはならず悔しく情けない気持ちと、秋晴れの河原で本気で虫取りする清々しさを感じられました。 念願のバーベキュー。 変幻自在のトリックスターこと裏方丁さんが炭の準備をしてくれたお陰で、スムーズにバーベキューが始められました。 最初は…カエル。 カエル!? 今更驚きませんが、この場所にカエル持ってくるセンスがとっても好きです。 しかも下拵えもしていたとか完璧。 (参加者側っていいなと思いつつ、今後の参考に🙇) そし

    • 2024年10月13日。バッタ会in多摩川(バッタ捕獲編)

      念願のバッタ会。文字通りバッタを採ってその場で食べる、なかなかフォンキーなイベントです。 昆虫食界隈では夏のセミ会、そして秋のバッタ会がメジャーな採って食べる系のイベントとして親しまれており、私は昨年セミ会を体験、その後主催。そして今年もセミ会を開催しましたが、参加者としてイベントに出たいーーと思っていたところ、某昆虫食NWの若頭こと“さすがさん”にお誘い頂きました。 トノサマバッタの身体能力ハンパないっす 正直言ってバッタ会と言うか、バッタ、特にトノサマバッタを舐めて

      • 虫って美味しいですか?

        「虫って美味しいですか?」 イベント等で出店していると、よく聞かれます。 正直に言ってしまうと「わかりません」と答えてしまいそうになりますが、会話がそこで終わってしまいますし、そこはまだまだ認知度の低い昆虫の味。 時間があれば説明しますし、無ければ「私は蜂の子は美味しくて好きですよ」とかの具体的な例を挙げるようにしています。 そもそも、【昆虫】とひと言でまとめても、すっごく広いです。沢山います。選択肢がありすぎます。 地球上の多様な生物の既知の総種数約175万種類。

        • 蝉の鳴き声でお腹はすくか?

          4月に入り暖かい日が続いくと、いよいよ夏が来る!!と先走ってウキウキしてしまいます。 そう、夏と言えば蝉です。今年は北米で素数ゼミが大量発生するらしく賑わっていますがどうなることやら。 そんなわけで冒頭の問いに戻ります。 「蝉の鳴き声を聞いてお腹がすきますか?」 何言ってんだコイツ? そんな反応が一般的多数派の答えですが、昆虫食界隈は違います。 蝉が鳴く時期になると、Twitter(x)で「蝉の声を聞いたらお腹がすいてきた」なんて声が上がります。だって界隈にとって蝉は食

        2024年10月13日バッタ会in多摩川(バーベキュー編)

          料理人目線で見る“昆虫食の魅力”とは?

          先日巨匠(内山先生)から、ニュースレターの原稿を依頼され、「昆虫食の魅力について自由に書いてください」とのお題を頂きました。 そこで改めてなぜ食材として昆虫を扱うことにしたのか、どんな魅力があるのかを振り返ってみることにしました。 前回も記しましたが、私が魅力を感じ興味を持ちことになった理由は ・面白そうだから【好奇心】 ・誰もやっていない(少ない)から【稀少性】 であり 料理人目線で感じた ・もっと美味しく出来るのはず!!【可能性!!】 でした。 伝統食や先人達の残した

          料理人目線で見る“昆虫食の魅力”とは?

          そもそもなぜ虫なの?

          よく言われます。 「何で虫なのか?」と。 幼少期に虫を食べてたなんて背景もありませんし、しいて言うならどこかのお土産のイナゴの佃煮を食べたくらいだと思います。 小学生時代に校庭のアリを食べてました…。 それはさておき、晴れて独立開業を決意してお店を開くに至ったときに、なぜ虫を扱おうと思ったのか。 食材としての扱いに多少の広まりは感じるものの、未だに昆虫=食材と思う人は少数派。寧ろ食べたくないと思ってる人が圧倒的多数です。 じゃあなんでそんなリスキーなことをしてしまったのか

          そもそもなぜ虫なの?