VRChatで知っておくと便利なモノたち
こちらのnoteでは、知っておくと便利だったり、色んな意味で必須なツールやアセット、シェーダーを紹介致します。
有料・無料は問わずに紹介するのでその点はご了承くださいませ。
まずはここから
とりあえずはここにあるものを使えば簡易的なアップロードまではたどり着けるはず…!
駄目だった場合は筆者(@Rikurus)や周りのフレンドさんに聞いてみよう。
Unity
まあ、多分「それはそうだろう」という方も多いとは思いますがうっかりする方も多いので…(;´∀`)
Unity2019.4.31 をダウンロードしてあげてくださいね!
『Unity 2019.x』をクリックすれば見つけられるはず。
PhysBone Salvage Converter
下記で紹介しているDynamic Boneなしで、Dynamic BoneからPhysBoneへと変換をしてくれる優れものなツールです。
最新のアバターじゃない場合は大体PhysBone非対応のアバターが多いのでとてもありがたい存在です。
ただし、完璧に変換してくれるわけではないのであくまで「揺れものの設定をある程度維持したい」くらいの感覚で使用することをオススメ致します。
Dynamic Bone
!要注意!
VRChat上では基本的にダイナミックボーンは使用不可能になりました。
アバターのダイナミックボーンをPhysBoneに変換する際に使用することはできます。
購入しても完全に無駄にはならないものの、特定の場合以外では購入する必要はほぼなくなりました。
最近のDynamicBoneのアップデートとVRCSDKのバージョン差異などの問題によりDynamicBoneを入れているとエラーが発生したりするようです。
まだDynamicBoneをアップデートしていない人はアップデートをしないように。
最近購入した、あるいはアップデートをしてしまった場合はDynamicBoneの一部機能は使用できない状態になってしまうのでお気をつけて。
Boothでアバターを購入するのであれば十中八九必要になるアセット。
髪の毛の揺れやしっぽ、スカートを揺らしたりなど様々な場面で使われるモノ。
クレジットカードがない場合はVプリカをPaypalに登録することで、Paypal経由で支払うことで購入も出来るようです。
これは有料の製品であり、20ドル(約2100円)ですが、場合によっては半額セールもされるのでとにかく見かけたときには購入しておくのが吉です。
2021年夏頃2022年初頭にPhysicsBoneという「DynamicBoneの10分の1の負荷」「アバター干渉システム実装」などのある意味上位互換みたいなアセットがVRChat公式で提供されるので、それを待つのも手ですね。
VRCQuestTools
「Questに対応してないアバターなんだけど、とりあえずQuestユーザーにも見えるようにアップロードしたい!」というときに使えます。
ただし、Quest版は透過処理(ガラスのように透けるかどうか)が行えるシェーダーがないため、透過することを前提としたアバターや表情※がおかしくなってしまう点には要注意です。
※VRoidアバター、一部アバターの頬染めなど
シェーダー
アバターの見た目を定義する上で重要なもの。
色んなものがあるので試してみよう。
また有料無料を問わず、配布されているアバターは何かしらのシェーダーでセットアップされているので、対応するシェーダーが無いとマテリアルエラー(ピンク色)になってしまいます。
そのため、アバターを購入・導入する際は必ずReadmeなどを見て必要なシェーダーを確認すること。
なお、自分でマテリアルのセットアップが出来るならこの限りではない。
ユニティちゃんトゥーンシェーダー
意外とこのシェーダーが要求されるアバターは多いので、予めUnity内にインポートしておくと後が楽です(`・ω・´)ゞ
パッと見とても複雑に見えて苦労しますが、一応日本語ドキュメントもあるのでより見た目をカスタマイズしたい時には読んでみると良いかもです。
※仕事で使うとか、Boothでアバターを販売するならこれでセットアップしておくと一般的に使われているので都合が良いパターンが多いです
Sunao Shader
ユニティちゃんトゥーンシェーダーから別のシェーダーに移行したい場合にチョイスすると便利なシェーダーです(`・ω・´)ゞ
挙動やパラメータが分かりやすく素直なので、ちょっと自分でアバターの見た目を編集してみたい、というときに選ぶと良いと思います。
※挙動が素直だからSunaoシェーダーなのではなく、製作者様が「Sunao」氏なのでSunaoシェーダーなのだそうです
Poiyomiシェーダー
「ユニティちゃんトゥーンシェーダーとは違うけど、色んなことができそうなシェーダーが欲しい!」という場合にチョイスすると幸せになれるかも…?(・・?
一応日本語のマニュアルもあるので、とりあえず挑戦してみるのも手かもしれません(๑•̀ㅂ•́)و✧
なお、ダウンロードの際は上記githubの[Releases]という文字をクリックするとダウンロードページに飛べるので、そこから[.unitypackage]と書いてある文字をクリックするとダウンロードできます。
Unlit/WF
Unlit(ライトが反映されない=影が出来ない)シェーダーに様々な機能を実装したシェーダーです(`・ω・´)ゞ
結果としてUnlitでありながらライトの影響を与えたりできます。
ライトによる色変化の影響を調整しやすいのが魅力。
また、このシェーダーに付属のマットキャップはキャラクターの見た目向上に便利なのでマットキャップだけでも取得しておくと良いかもしれません。
※マットキャップは[Releases]から[<なんたらかんたら>Matcaps.unitypackage]と付いているものをダウンロードすると良いです
lilToon
リッチな表現、なおかつVRChat界隈におけるライティングへの対応がしっかりされているシェーダー。
シェーダーのエディタそのものが日本語対応かつ日本語ドキュメントも存在するので「Poiyomiみたいに豊富な機能は欲しいけど英語で学ぶのは…」という方にオススメです。
特にケモノ系のもふもふ(ファー)表現が使えたりもするので最新機能で色々やりたい!という方にオススメ。
Crystal Shader
装備させた小物をキラキラなクリスタルにしたりしたい時にとてもオススメなシェーダー。
比較的色んなアバターの小物に使われています。
なんと、拘るアバターの場合は瞳部分に使用してリアルの虹彩っぽい表現もしていたりするみたいですよ…!
ただし、シェーダーそのものはそれなりに古い(2018年12月)ため、何かしらシェーダー依存の不具合があっても泣かないこと。
ツール
これがあるとアバターの改変時にとても便利!
まずは一番上の[まずはここから]でアバターのアップロードが出来てからが良いですよ!
VRCAvatars3Tools
Avatars2.0で設定されたアバターをAvatars3.0に変換するツールだったり、とにかく設定などをやりやすくするためのツール集になります。
おそらくメインで使われるのは[VRCAvatarConverterTo3]と思われます。
が、VRCSDKの最新版に対応していないことも多いので要注意。
※現状ではツールを使うよりは誰かに教わって作り直すのが懸命かも…
VRCAvatarEditor beta
アバターの表情改変時にとても便利なツールです( ´∀`)bグッ
Unityにおけるアニメーションの録画何々を考えずに表情のセットが出来るので、特別なこだわりがなければこのツールで表情をセットアップするのがオススメです。
※右手と左手の両手による表情ミックスをしたくない場合は、表情作成時に[全てにチェックを入れる]で全部のブレンドシェイプにチェックを入れておくと良いです
キセテネ
便利ではありますが、現状は大体の衣装は後述するモジュラーアバターで着せることが多いのであんまり使わないかもしれません!
とりあえずアバターに服を着せるならば、これを使うのが一番ラクです(`・ω・´)ゞ
もちろん服によってはアバターの体型に合わないなどあるので必ずピッタリとは限りませんが…
それでも、コレを使うことでそれなりに着せやすくなると思われます。
最終的にはBlenderなどの3Dモデリングに頼る必要も出てくるかと思いますが…
VRCLens
PC版用のアバター、なおかつAvatars3.0専用ではありますが、ドローン機能やボカし効果やズーム効果を付けたカメラ機能をアバターに実装できるツールになります。
デスクトップモードでもカメラ機能が使えるようになるほぼ唯一のツールだったりもします。
ボカし効果が付くことでリアル感のある写真が撮れるようになるのでとてもオススメです。
但し、ボカし効果は負荷が大きいため処理が重いワールドでは使用に気をつけましょう…VRCLensを起動した瞬間フリーズしたりします(;´∀`)
Radial Inventory System
手に持っているアイテムや服など、様々なオブジェクトを自由に指定してオンオフできる機構を自動で作成してくれるツールです。
服の着替えについてこだわらなければこれで実装すると楽です。
(アニメーションやモーションを独自に付けたいなら別)
既存のEXパラメータやEXメニュー、FXレイヤーに付け足しで処理を行うためVRCLensなどの他のシステムと共存は可能です(パラメータ数さえ足りていれば…)。
EsnyaUnityTools
様々な便利ツールがひとまとめに入って開発されているツール集。
プロジェクト内の全てのテクスチャのCrunch Compressionを有効にする(アバターやワールドの容量の軽量化・但し画質低下の可能性有)ツールや、アバターに付けたアイテムのワールド固定などをサクッとセットアップできるツールなどがあります。
CopyComponentsByRegex
オブジェクトに割り当てたコンポーネントをいい感じに一括でコピーしてくれるツール。
例えば大量に存在するダイナミックボーンのコンポーネントを一つずつコピーせずに一括で移すことが出来るので便利。
一般的な改変では使われないかもしれないが、別のアバターの設定済みのパラメータなどを持ってくるときに便利。
特に、しっぽや耳など出来る限り柔らかさを求めたいときに自力で調整するよりは別の子のパラメータを使用したほうが遥かに楽だったりする。
DietShaper
アバターの着せ替え実装時に悩まされる服のサイズとアバターの素体(お肌)のサイズが合わない(のではみ出る)という問題への対処ができるUnityエディタ用ツール。
概要としては「アバターの腕や足、胴を細くするシェイプキーを実装する」ツールになります。
最近の有名アバターであればその手のシェイプキーが実装されていることが多いですが、実装されていない子で同様の作業をしたい場合にオススメです。
VRCHierarchyHighlighter
「Unityの階層構造がもう分からなくなった」とお嘆きの方にオススメの拡張ツール。
色付きになるのでだいぶ見やすくなります(同じ色=同じ階層)。
GameObjectExporter
アバターの改変が終わった後、データをどうしようか…とお悩みの方にオススメ。
こちらの記事を参考にプレハブ化するのも手っ取り早くていいのですが、こちらのツールを元に「使用されているデータを自動で全部UnityPackageに入れて保存」すると実データとして残せるのでオススメです。
ただし、出力時の設定に気をつけないとシェーダーやダイナミックボーンも含めてしまうため販売予定の製品で使用する際には気をつけること。
※シェーダーは使用しているシェーダーによりけりですが、ダイナミックボーンは他者への再配布は禁止です
VRM Converter for VRChat
VRoidアバターなどをVRChatに使用する、逆にVRChatで使用しているアバターをVRMにしたいという需要に対し非常に強力なツールです。
とりあえず使えるようにしたいのであればコレを使えばOKです。
アニメーションパス補完するやつ
武器系小物などにありがちな 「ボーンやシェイプキーをいじって変形できるアニメーションはあるけれどアバターに実装する際には自分でアニメーションをいじり直すのがめんどー」という問題を払拭してくれるツール。
「どのアバター」の「どの小物に」「どのアニメーション」を指定することで自動でアニメーションのパスを直してくれる。 アニメーションのパスの関係上、必ず小物までのパスが一意な名前になるように予めオブジェクト名を変えたりすること。
AnimEditUtility
アバター3.0になり、かなり関わるようになった「AnimatorController(アニメーターコントローラー)」での作業を少しやりやすくしてくれるツールです。
アバター制作やある程度の改変、ギミックの移植や実装に便利です。
Lyuma Av3Emulator
現状は「Gesture Manager」というツールが同じ機能を持っているので、そちらを使うことをオススメします!(大体の機能は以下と一緒です!)
「ある程度はUnity上でテストしたい…」「毎回アップロードしてVRChat上でチェックがかったるい」という声に対応できそうな便利ツールです!
使用するにはインポート後、「Tools」メニューから「Avatar 3.0 Emulator」を実行すると、ヒエラルキー(Hierarchy)内に「Avatar 3.0 Emulator」が出現するため、その状態でUnityの再生ボタンを押すことでテスト可能です!
アバターを選択するとInspector側にEXメニューやViseme(リップシンク)、ハンドサインの表記が出てくるので、そこから操作して「ちゃんと動いてるな…」「動いてないやん…」を確認しましょう~!
Lightbox Viewer
色んなユーザーが求めているであろう「こういうライティング(光源)の時、うちの子ってどう見えてるの?」というテストをとてもやりやすくしてくれるツール。
環境を作成するのはかなり手間なので、こういうツールで時短が図れるのは良いですね。
使い方ですが、ツールをインポートしたらInspectorの縦3つの点「︙」をクリックすると「Hai LightBoxViewer」が表示されるのでこれを押下。
するとウィンドウが出てくるので「Activate」ボタンを押下するとテストが行える。
Modular Avatar
今やVRChat界隈におけるアバター改変の必需品と化したツール。
対応している衣装・ギミックは大体アバター直下に設定済みのプレハブを配置するだけで衣装を着せてアップロードができるようになりました。
もちろんアイテムによって装着方法は異なってくるのでちゃんと説明書は確認してくださいね…!!!
AvatarMenuCreater for Modular Avatar
前述のModular Avatarを使って「小物や衣装のオンオフ」などの設定を簡単に作れるツールです。
シェイプキーなども簡単にいじれるので「この衣装を着てる間はこのシェイプキーを変更する」のような設定もやりやすいです。
番外編
ここにあるものはVRChatにほぼ関係ないです。
ただ、何かしらに使えるかも…?
XSOverlay
これのためにMetaLinkからSteamVRに乗り換える方も多いソフト。
要するにVR画面上にデスクトップ画面を表示させて作業などができるソフト。
VR上でUnityを弄ることはもちろん(重くなりますけど)、ゲームを遊ぶことも可能です。
ただし、自分にしか見えない画面であることに要注意です。
VSeeFace
VRChatプレイヤーが求めているであろう、「VRChatと同じ見た目(シェーダー)で配信活動をやりたい」の需要に応えられそうな配信ソフトです。
こちらのソフトは基本的にはVRMアバター用の配信ソフトですが、VRMアバターを展開し、専用のSDK(VSFSDK)によって専用形式(VSFアバター)エクスポートすることで自分の好きなシェーダーやアニメーションを組み込んで配信に使用することができます。