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人生の羅針盤を片手に、旅はつづく【POSIWILL CAREER体験談】

「この船に乗ればもうだいじょうぶだ!」

だれもがそう思い、大海原への出航に身をゆだねた。でも実際はどうだったろうか?DX、イノベーション、全世界的なパンデミック。荒波に飲み込まれていく船が後をたたない。

「頑丈な大船が、40年先の幸せまで連れていってくれる」

いまや、それは幻想だ。会社は、至れり尽くせりの豪華客船ではない。おなじ方角をめざすために組まれた連結船隊だ。一人ひとりが、じぶんの人生の航海士なのだ。

私は人事にきたからわかる。会社はもちろん社員を守る。おぼれそうな船があれば、必死で助けるだろう。が、それは人生の満足度を高めることとはべつだ。

「気づいたら こんなところに 着いていた」

じぶんの人生に納得するのは、じぶんである。所属する組織が目指す世界は、本当に見たい景色だろうか?キャリアに主体性を持たなければ、いつまでも迷いつづける。そんなあたりまえのことを、教えてくれるひとは少ない。

ー人生の羅針盤が必要だ

これは、わたしがPOSIWILL CAREERに出会うまでと、出会ってからの体験談である。

採用面接でみつけた違和感

転職は選択肢の一つ。
私たちは後悔しない人生を生きるために必要な
“人生の指針”をあなたと一緒に作ります。
【公式】POSIWILL CAREER

「いいサービスだな」

2021年の夏、新宿。お気に入りのスタバでトールラテを飲んでいたわたしは、POSIWILL CAREERのWEBサイトを見て、直感的にそう思った。

わたしの仕事は、上場企業の人事だ。中途採用もやっていた。候補者は、エージェント経由でも応募することが可能だ。エージェントは優秀で、たくさんの方を紹介してもらっていた。

ー遡ることさらに2年前

わたしは履歴書に目を通していた。魅力的な職務経験だ。

「ぜひこの経験をうちで活かしてほしいなあ」

オフィスのエントランスホールで候補者を迎えにいく。二層吹き抜けの広々とした空間。緊張した面持ちを見つける。

「〇〇さんですね」

わたしが声をかける。

「…はい、そうです。本日はよろしくお願いします」

わずかな間だったか。しかし、気になった。目が合ったとき。なにかわたしの期待と違うものがあった。それは、「意思決定をした目」ではなかった、とでも言おうか。

それ以降も何度か、この体験があった。最初の反応でほぼわかる。なにがわかるか?

ーまだ転職は早いのでは?

そう思った方は、面接でもやはり、そう思うのだ。なぜ転職するのか、転職でなければだめなのか、いまやれることをすべてやり切ったのかどうか。質問をすれば、それがよりクリアに確認できる。

この感覚はなんだろうか?とずっと思っていた。

答えはおそらくこうだ。

人生の指針が定まっているかどうか。

転職は、選択肢のひとつでしかないはずだ。会社から逃げるように転職しようと思うとあるいはエージェントに言われるままに選考を受けるとそのとき、転職は「目的化」する。それがわたしの見つけた違和感だったのだろう。

わたしはいまの会社が好きである。以前も、いまも、転職は考えていない。そんなわたしが、なぜPOSIWILL CAREERに申し込んだのか?

危機感が好奇心を生み、羅針盤を求めた

あなたの実現したい将来から逆算して、次のステップだけではなく、後悔しない人生を生きるために必要な、将来に向けた中長期の人生の指針を一緒に作ります。
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わたしは転職したかったわけではない。ではなぜキャリアコーチングを申し込んだのか?そもそもわたしはどんなキャリアだったか。

わたしは2012年にいまの会社に新卒で入社した。不動産デベロッパーとよばれる、まちづくりの会社だ。入社してから7年間は、現場で事業企画を担っていた。裁量が多く、成果が目に見え、やりがいをもって過ごした。

しかし、だれもがやりがいをもっていたわけではなかった。「おなじ会社に入ったのにもったいないな」「長くはたらくなら、やりがいのある環境をつくりたい!」そんな想いから、人事の仕事に興味を持ちだした。

2019年。希望通り人事に異動したわたしだったが、業務を理解するにつれて、ふたつの危機感をおぼえた。

ひとつめの危機感。
それは「人事って、専門だ」ということ。

日系企業は、総合職のローテーションがある。人事も入れ替わりが多く、専門的なノウハウが蓄積されづらいのだ。しかし、人事はあきらかに専門領域で、海外では研究が進んでいる。人材マネジメントが高度化し、感覚・経験だけでは限界を迎えだした。

ふたつめの危機感。
それは「人事って、経営だ」ということ。

日系企業は、戦略と人事は分離されてきた。ビジネスをどう進めるかと、人事をどうするかは別だった。しかし、そもそも企業のビジョンにつながっていなければ人事業務はいったいなにを成果といえるのだろうか?

「専門性と経営目線を身につけたい」

わたしは読書に没頭し、希望して経営企画を兼務した。それは未経験のものに、30歳でいちから向き合う経験だった。しかし、あらたな仕事や知識との出会いは刺激的だった。

人事って、おもしろい。
経営って、おもしろい。

キャリアの危機感が、いつしか好奇心に置きかわった。じぶんのこころに従って、社会人大学院に興味がわいた。土日で通学が可能な、組織人事を学べる、経営大学院である。

勉強をしながら仕事を継続するのは、ハードだ。生半可なきもちでは、こころが折れてしまうかもしれない。

待てよ。

そもそも、わたしはなにを目指そうとしているのか?わたしの人生に、羅針盤はあるのか?

あのときの候補者と違う「意思決定をした目」をしているだろうか。充分ではない。後悔したくない。つくろう。中長期的な指針を。

わたしはスタバのトールラテを飲み干す前に、
無料カウンセリングに申し込んでいた。

POSIWILL CAREERに申し込んだ目的

5年後、10年後のことを考えると不安、転職などキャリアについて誰かの意見を聞きたい。そんな方はまず、無料相談でカウンセラーと一緒にお悩みの言語化から始めませんか
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わたしがPOSIWILL CAREERに申し込んだ目的は3つあった。

①社会人大学院に受ける目的を明確にしたかった(転職ではない)
②キャリアプランの軸となる、人生の羅針盤をつくりたかった
③人事として、本物のキャリアコーチにふれたかった

まず、社会人大学院を受けるにあたって、勉強も増える。通い出したら、土日だけでなく平日朝夜もすべてつぶれる。その覚悟を持つために、目的をクリアにしたかった。

つぎに、キャリアプランの軸をつくりたかった。人生の羅針盤だ。大学院に通ったあとどうするのか?どんな選択肢があるのか?中長期的な指針をつくり、ぶれないマインドを手に入れたかった。

さらに、じぶんの業務につながる学びも求めていた。わたしは人事として年間300人の社員と面談をしている。プロコーチの面談を、いちど身をもって体験したい気持ちもあった。

無料カウンセリングはZoomではじまった。相手は、ポジウィルの岡さんだった。メディアで見たことがあり、安心感もあった。

岡さんからはいろんな質問を受けた。メモをとる余裕はなく、聞かれた内容はあまり覚えていない。わたしはいまの仕事に満足していたし、答える自信はあった。が、言葉につまり、考え込む場面がなんどもあった。

岡さんはこういった。

「りくさんはとてもポジティブですね」

そしてこう続けた。

「ネガディブな原体験に目を向けてもよいかもしれないですね」

たしかに。たのしい記憶だけかばんに詰め込んでいた気がした。つらい過去には、フタをしていたかもしれない。

「りくさんが人生でなにを達成したいか」
「それは、なにに憤りを感じたかが、つながるかもしれません」


トレーナーの力を借りて、向き合おうと思った。じぶんのことをもっと知り、言語化したいと思った。

「サポート…してほしいですね。お願いします!」

「POSIWILL CAREERとの出会い」は「永井さんとの出会い」だった

自分の可能性を最大化させるために、変わりたい気持ちを全力でサポートします!
ポジウィル永井さんの自己紹介より

明るく、さわやかで、知的で、信頼感がある。

ーわたしと似てるな

上記のような特徴を”似てる”と思うとは、じぶんをべた褒めするようだが。それでも、永井さんの第一印象はそんなかんじだった。

事前のワークシートに沿って、わたしは自己開示していった。
「わたし、記憶力がポンコツなんですよね」

永井さんは言う。
「りくさんが記憶力がない、ということにわたしは懐疑的ですね」

どういうことですか?とわたしは尋ねた。

「人間の脳は忘れるようにできています」
「短期記憶と長期記憶はお聞きしたことありますか?」
「長期記憶にするかどうかは、偏桃体が影響してます」
「偏桃体の好き嫌い、関心の幅が大きい可能性があります」

おもしろい。たしかに。わたしは興味の幅が激しいから、すぐ忘れるのだ。理論で理解したいわたしのニーズに、適切な処方箋をくれた。

どんな質問をしても、永井さんは次から次へと
わたしにとって”おもしろい”気づきと知識を与えてくれた。

この方は、わたしと合う。間違いない。初回で確信した。その後、5回にわたる面談で、永井さんに感じたバリューはこれだ。

①会話が100%かみ合う、共感相手としての安心感
②わたし向けにカスタマイズされた圧倒的な情報量
③確かなコーチング技術(自己理解・原体験コネクト・回答の切れ味)

まずは、共感相手としての安心感だ。

わたしは、永井さんの話を、100%理解できる。永井さんは、わたしの話を、100%理解できる。そんなわけない、と思うかもしれない。でもわたしはそれぐらいに感じる。

なぜか?明らかに”言語”コミュニケーションにこだわるからだ。わたしは感情よりも、言葉の意味で、論理で会話したい人間だ。これはバランスだろう。ひとによるものだ。つまりどういうことか?わたしにとって永井さんは、最高のマッチングだったということだ。

つぎに、情報提供の質と量がハンパじゃなかった。

毎週、こころがゆさぶられる書籍を紹介してくださった。なんなら、book紹介のコーチングなのではと思うくらいにだ。衝撃的だった書籍はこちらに紹介しておこう。

・『ザ・メンタルモデル』(由佐美加子, 天外伺朗)
・『insight(インサイト)』(ターシャ・ユーリック)
・『レジリエンス』(Harvard Bussiness Review EIシリーズ)

生い立ちからふりかえる自己理解は『ザ・メンタルモデル』を。他者にどう見られるかを知る外的自己認識は『insight』を。くじけずに生き抜く処方箋を得たければ『レジリエンス』を参考に。

最後に、確かなコーチング技術だ。

永井さんとの対話を通じて、わたしは自己理解がおおきく進んだ。ネガティブな原体験も含めて、今の生き方にコネクトできた。あらゆる質問に対して、切れ味のよい回答をしてくれた。これは、プロの技術だった。寄り添う気持ちだけでは務まらない。それは同じビジネスパーソンとしても、刺激的だった。

原体験からたどり着いた、わたしのパーパス


2021年お盆、新宿。ジリジリとした蝉の声。それはむかしもいまも変わらないなと思う。わたしはお気に入りのスタバでせっせとタイピングしていた。

じつは、わたしは申込から初回面談まですこし期間があった。ちょうど夏休みだったので、課題のワークに徹底的に取り組んでいた。10日間で、3万文字くらい、内省して言語化していた。それをやっても飽き足らないくらい、よくできたワークシートだった。

そうしてつくったわたしのパーパス(存在意義)ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)がこれだ。※以下は指定されたのではなく、じぶんで整理したもの。

8月時点のパーパス(1/3)
8月時点のパーパス(2/3)
8月時点のパーパス(3/3)

どんな印象を受けただろうか。アーバンモノクロームに洗練した言葉えらび、だろうか。かなり”完成形”のようであるが、無機質ではある。言語化に没頭して導きだした成果物はこれだった。

「いとうさん、すごいですね…!」
「いきなりここまでの言語化は見たことないです」

でも、わたしは永井さんとの面談でまだまだ気づくことがあった。振り返ると、このときの成果物は、断面的だった。”いま”を切り取ったわたしであるが、過去からの接続はない。そこに、キャリアストーリーはまだ込められてなかったのだ。

永井さんの質問は毎週、続いた。

「いとうさんは、刺激を求め続けているんですね」
ーたしかに、つねに外へ外へと出ていこうとしてきた気がします

「こどものころ、クラスメートを傷つけてしまったんですね」
ー当時の先生が叱ってくれたおかげで、気づくことができました

「東大をめざそうとした理由はほかにもあったのでは?」
ー弱者を攻撃する”彼ら”に負けたくなかったからかもしれません

「・・・」

「・・・」

「・・・」

2021年10月、最終回。

わたしのパーパスとMVVは、原体験とすべてコネクトした。それは過去に深く根をはり、未来へ高く伸びていくような、あらゆる体験と期待が有機的に結びついた感覚であった。モノクロな言語に、カラフルな非言語が吹き込まれていった。

10月時点のパーパス(1/7)
10月時点のパーパス(2/7)
10月時点のパーパス(3/7)
10月時点のパーパス(4/7)
10月時点のパーパス(5/7)
10月時点のパーパス(6/7)
10月時点のパーパス(7/7)

8月時点と比べてどうだろうか。情報量が増えたのはもちろんだが、なによりも、わたしはじぶんの未来にワクワクしているのだ。

突っ込みどころを見つけづらいモノクロな完成形よりも、これからどうなるかわからないカラフルな未完成な状態。これが永井さんとの対話でのbefore/afterであろう。

こうしてパーパスとMVVが言語化できたわたしにとって、わたしの人生、一瞬一秒、すべてに意味がこめられたと感じる。

具体的な5年後のキャリアプランも一旦は描いた。だがそれより、どう適応性を発揮していくかのほうがたのしみなのだ。変化し続けていい。未完成でいいのだ。

なにより、いまのじぶんが、いままで一番すきになった。”らしく”生きていいんだと、そう強く思えているのだ。わたしがわたしの最大の支援者になったいま、わたしのこころは安全だ。

さあ、覚悟を決めて、旅にでる時間だ。

どう生きたいか?人生の羅針盤を片手に。

あるべき、こわそう。

人の数ほど生き方があるはずなのに、
私たちは、誰かとの比較や、 古くからの固定観念によって
「こうでなくちゃ」 という見えない正解に 縛られている気がします。

そうした"あるべき"をこわして、
それぞれが自分らしく歩める 社会を、未来を、つくるために。
ポジウィルは、人生の選択肢を 増やしていきます。

星の数ほど、生き方を。
【公式】POSIWILL CAREER

パーパス、MVV、キャリアプラン。いま、これらはわたしの人生の羅針盤になった。それを片手に、大海原を乗り越える覚悟をもったのだ。

「じぶんが見たい景色がある」
「その世界を目指して、わたしはいま、ここにいる」

企業のビジョンと、じぶんのビジョンを、クロスさせていく。それができれば、わたしのこころに迷いはない。あたりまえで大事なことに、POSIWILL CAREERが気づかせてくれた。

人生の羅針盤を片手に。もう一方の手で、ワクワクをたぐりよせながら。生きるかぎり、旅はつづく。

To be continued…

あとがき


以上、今回は体験談として書きあげました。かなりのボリュームになりましたが、できるだけ余すことなくPOSIWILL CAREERとの出会いで得た変化を言語化しました。少々ドラマチックにも見えますが、わたしの本音です。

「POSIWILL CAREER、興味あるけどどうしよう…」
「キャリアはもやもやするけど、といってもお金が…」

検討中の方へお伝えできることがあるならば。

①転職は手段。その前に人生の羅針盤を見つけては?わたしは転職する気は以前も今もないのですが、社会人大学院に挑戦する覚悟がつきました。もやもやするなら、無料カウンセリングを受けてみよう!

②検討中だが値段が高いかも、、と思うかた。わかる。が、わたしは値段はじぶんで決めるものだと思う。対価で考えるよりも、投資として考えてみては?収入は後から取り返せる。じぶんの人生に投資したことがないなら、この機に。わたしの所感は、コーチの費用はまだまだ安い。

トレーナーとして伴走してくださっているポジウィル永井さん、これからもよろしくお願いします。(自己分析プラン終了後も、1年間伴走プランに申し込みました)

また、ドアマンとして無料相談で対応してくださったポジウィル岡さん、扉をひらいて素敵な世界を見せてくださりありがとうございました。

さらに、申込の遠因をつくってくださった、北野唯我さん。いつもお世話になってますが、改めてありがとうございます。

POSIWILL CAREER運営のみなさま、お世話になりました。引き続き宜しくお願い致します。

いとうりく


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