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贅沢は本当に敵なのか

今日もちょこザップに行きました。すると、利用者は自分以外全員女性でした。子供の頃なら「女の中に男が一人」とはやされる状態でしたが、大人なのでそういうことはありません。

なお、ちょこザップは会員制のジムと異なり、利用者同士での会話は見たことがないので、ストイックな時間を過ごせます。

さて、……。

成人して運動している人の動機はさまざまだろう。私の場合は健康診断の数値によろしくないものが散見されるため、その改善をするのが目的。だけど、体を引き締めてシェイプアップを図りたいという人も多いと思う。特にこれからは薄着の季節で体の線が出やすいこともその一因となるだろうし。

そうすると、実は運動だけでその達成はかなり厳しく、摂取する食べ物についてもいろいろと制限が出てくることになる。即ち、脂質の多いものや糖質の多いものは避けようという話になってくる。

だけど、ぶっちゃけそれらの食べ物は美味しい。そして値段も立派なものが多い。まさに贅沢な食べ物になる。「贅沢は敵だ」は先の大戦中に国民向けに作られたスローガンだけど、贅沢な食べ物は健康管理においても敵扱いされるのである。

だけど、長生きという観点で見た時、これってどの程度正しいのかと疑問には思っている。もし粗食が健康のために良いとするならば、今の日本の長寿をどう説明するのだろう。

高僧などで、たまにすごく長生きする方がいる。何といっても、その摂取カロリーを計算すると、生命維持に足りないということもあるくらいである。この辺りはもう少し突き詰めて欲しいもの。

これはさておき、大多数の国民の平均寿命は、戦後延び続けてきた。それは日本の経済発展とそれに伴ってもたらされた食事の豊かさの影響を無視できないと思う。

つまり「粗食至上主義は寿命の延びを見た時に明らかに無理がある」と私は思っている。

もちろん、病気や怪我、更には災害による死亡が減っている、というのは成り立つけれど、やはりある程度摂取する食物の豊かさ向上は寿命に貢献していると思われる。この辺りは人によって考えが異なる点だろう。

そこそこの贅沢は、やはり素敵ではなかろうか。

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