見出し画像

「感染力が強い」をもう少し丁寧に語って欲しい

新型コロナウイルスは昨今、かなりの割合で従来株から変異株に置き換わったとされる。変異株は、従来株よりも感染力が強く、重症化リスクも高いと言われている。

以下は、私の理解。素人考えなので話も「1/∞」程度に聞いて頂きたい。

ウイルス感染のプロセスについて、私は
①ウイルスが存在(当たり前だが)
次に
②ウイルスが体内に侵入
更に
③ウイルスが人の細胞に結合して自分のコピーを作成、体内で増殖
そして、新型コロナウイルスの場合、
④免疫システムの過剰反応で健康な細胞まで攻撃・破壊→重症化
と理解している。

ここで、変異株に関する報道によれば、ウイルスの突起部分にあるスパイクたんぱく質が変異し、人の細胞と結合しやすくなっていることが感染力の強さに繋がっているとのこと。そう言われれば、一旦は納得する。

しかし、よく考えると「?」と思う。というのは、これは上述の③の過程の話だと考えられる一方、今行われている対応とのズレを感じるからだ。

ワクチン接種がまだ先である以上、当面はこれまでのマスクをつける、手を洗う、密を避けソーシャルディスタンスを取る、等の感染予防策で対応するしかない。飲食店の休業要請等もこれに含まれる。

ただ、これらの対応は②の防衛ラインでの話ではなかろうか? この防衛ラインでの防御率が従来株と変わらないとするならば、従来株の頃からこの防衛ラインはある程度は突破されていた、と考えるのが素直であろう。

そう考えないと、体内での増殖のしやすさが感染力に影響しなくなるからだ。もっとも、ウイルス側も体内に入れば100%勝利ではなく、通常の免疫細胞の働きにより発症に至らなかった場合もあったと考えられる。

同じ働きは変異株にも働く。しかし、体の細胞との結合能力が高まったことで、ウイルスの増殖ペースが上がり発症に至る率が高くなった。このように考えると、一応の理屈は成り立つのではないか? 

ここで、①は前提であるし、③以降はワクチン未接種で治療薬がない現状では、個人の努力でどうにもならない。結局、③での攻撃力が増しているのに、我々にできることは②への注力のみ、というズレが気持ち悪い。

そうであれば、今も結構な人がウレタンマスクでお茶を濁しているけれど、より感染リスクを下げる不織布マスクも既に潤沢にあるのだから、先ずはそちらへの速やかな移行を行うべきだと考える。

胡散臭い資格商法のようだけど、命と健康に関わることはまさに最初に行うべき自分への投資である。これをケチるのは、愚の骨頂ではなかろうか?

読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。