とにかく前向きな気持ちになれるよう励ましてみる
台風14号は太平洋に抜け、温帯低気圧に変わった。実はそれはそれで危険なこともあるので、足元注意で過ごされますようお勧めします。
さて、……
人としてこの世に生を受け、長じるにつれて夢を持ち、その夢を叶えたいと思う。その気持ちはまったく自然の感情であり、恥じることなど何もない。
ただ、そういう気持ちを抱いたのであれば、その実現のために少なからぬ努力をしなければならない。
例えどんなに辛く、悲しく、骨がバキバキ折れるような痛みを感じていても、思うように進まないことに焦りを感じて身もだえしていても、それでもなお前を向いて、顔を上げて、一歩一歩前に進まねばならない。
気力の限界、もう倒れそうな程意識がもうろうとしていても、目がかすんで見るべきものが見えなくなっていても、諦めて楽になりたい心を無理矢理にでも外に追いやらねばならない。
更に歯を食いしばって、腹の底に力を押し込めて、まだまだいけると自分に言い聞かせる。そして今日の努力を胸に誓って日々の務めを果たさねばならない。
諦めることは簡単。もういいやと投げ出せば良い。諦めるのは自由だから。でもそれをやってしまったら、その後には自分の努力は十分だったのか、本当にやむを得ないものだったのかの自問自答が永遠に続く。
やはり諦めるのは嫌だ、なお頑張ろうとどん底であがく。どん底に落ちるにはそれなりの理由があるし、そこでの努力は辛いもの。
覚悟を決めてそこに至るまでの経緯と改めて向き合い、そこで自分で自分を納得させられる何かを見つけなければならない。
ふとあたりを見渡せば、周囲の嘲りと蔑み、家族の不安そうな目、そして自分自身を信じ切れない猜疑心に囲まれていることに気付く。自ら律してこれらに立ち向かわねばならない。
このような状況に身を置いていることを自覚し、それでも身を起こし、顔を上げ立ち上がって遮二無二前に進まねばならない。
そこまでできたら大したものである。それでも、世間様は簡単にそれを許してはくれない。折々に自分が自分を本当に信用できるのかを執拗に確かめさせてくる。
それでもそれでも諦めずに行動しているうちに、段々周囲の目も変わってくる。何となく応援しようという機運が生まれてくる。自分の夢を叶えるというのは、ここに至るまで勇猛果敢に突き進む強い精神力を養うこととほぼ同義である。
特に社会において何かを成すためには、合理的な計算と不合理な程の強い意志の両方が必要である。この点を強く認識して、腹に落として、頑張って頂きたい。
それでダメだったとしても、夢に挑む前の自分とは明らかに違う自分がそこにいる。そうなれば、夢が叶わずとも何もしなかったよりははるかにマシな次善の道をきっと歩むことができるはず。
そうなれるよう、応援している。
お読み頂き、ありがとうございました。
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