「がっちりマンデー ‼︎」の視聴者プレゼントでサラリーマンが気になったこと
今日も暑い日でした。何度同じことを言えば、言わなくて済むようになるのでしょうか。ジッと手を見てしまいます。蚊には逃げられましたw
さて、……。
日曜の朝7:30からTBS系で放送されている「がっちりマンデー ‼︎」。私はかなり観る番組。世の中で何が流行っているのかを知るのに便利な他、流行る背景や業界事情、更には開発者の苦労や発想の一端が紹介されるため参考になる点が多い。
この番組では定期的に注目企業の社長をお呼びして、業務内容や収益を伸ばすカラクリ等をお話いただく企画がある。これも「へえ」と思う内容が多いので、やはり視聴意欲が湧く。
ただ、社長を呼ぶ場合、大抵は最後に社長からの「素敵なお知らせ」コーナーが登場する。このコーナーへの対応は、サラリーマンとして少し気になる。
というのは、多くの場合その企業の商品等を視聴者プレゼントすることが多いのだけど、社長が「n名の方にプレゼント」というと、司会の加藤浩次さんが「それでいいですか(言外に少なくないですかというニュアンスを醸し出す)?」と問い返すのがお約束。
そこで、たいていの社長は「……それでは(n×2)名の方に」と言ってしまう。でも、これってガバナンスとしてどうなのか? という点が引っかかる。
意外に世の中で誤解されていることとして、社長なら何でも決められるというのがある。確かに、代表取締役であれば対外的には会社の代表者であるので取引の相手方がそれを信じて契約するのは当然。もし社長が約束してしまったら、会社は対外的に契約内容を履行する責を負う。
しかし、それは本来然るべき決裁がなされていることが前提なはず。おそらくあなたの会社でも決定権限が定められていると思う。中には、社長ではなく取締役会決議が必要なものもある。
では、社長がその場で当選者数を増やす行為はどうなのだろう。然るべき社内手続きに則っているのだろうか。それが私の疑問の出どころである。
もっとも、視聴者プレゼントにかかる費用は踏ん張っても100万円以下だろう。大企業であれば、それは社長に決裁を仰ぐ程でもない気がする。
加藤浩次さんのリアクションは「お約束」でもある。だから、決裁はそれなりの決裁権限者(部長等)がある程度の上限を決めておき、その範囲内で社長に一任する稟議を回して決裁しているのかな? 等と想像してしまう。
何をくだらないことを、と思う方もおられるかも知れない。でも、サラリーマンとしてコンプライアンスを意識していると、このような疑問も浮かんでしまうのである。これも職業病の一つかも知れない。
お読み頂き、ありがとうございました。