そんな人になりたかったのか? と問いたくなること多数

今朝呟いたように、出社前に病院に立ち寄りました。採血と検尿があるので、朝食は抜きです。だから、いつも通りに起きてしまうと、時間がポッカリ空きます。しかも開院時間も少し遅いので、更に時間に余裕があります。久々にナマで朝ドラを観ましたw

さて、……。

昨今世の中を賑わせているできごとは、日本人も堕ちたなあと思われることばかり。

岸田内閣が改造することとなった。これは、国会議員がパーティー券の販売ノルマを果たしたら、ノルマを超えた分はポッケに入れていたという情けないふるまいの露見が原因。帳簿にも記載されておらず、裏金を得ていたというのはどうにも庇えない。

今回辞任された方々に問いたいのは、そもそも政治家を志した時に「将来はパー券を売りさばいて懐を満たすんだ!」と思っていたのだろうか。せめて最初の頃は「世の中をよくしたい」「社会に貢献したい」と思っていてほしいものである。

もし、本当に私利私欲のためだけに政治家になり、大臣にまで上り詰めたのだとしたら、世も末だとしか言いようがない。そして、どんなに良さそうなことを言われても「どの口が言う?」としか思われないだろう。

国運が傾いてきたのも宜なるかな、である。

そして、もう一つは宝塚。所属員が自殺するまでに人を追い込む人がトップスターになって君臨できてしまう。しかも、ことが起こってなお自らの過ちに目を向けず遺族に「証拠があるなら出して頂きたい」とまで言ってしまう。

宝塚音楽学校に入るのは、ある意味で東大よりも難しいとされている。昨今では毎年のように特番が組まれ、受験生たちの必死の努力と課題を乗り越えてゆく姿が取り上げられている。スポーツではないが、典型的なスポ根ドラマである。

彼女たちは、その超難関を乗り越えて入校を果たした。でもその時に「将来はトップになって」までは良いものの「全ての人間を意のままに従わせたい」「従わない人間は潰したい」とまで思っていたのだろうか。思っていたのなら寒すぎる。

ちなみに、ファンは相変わらずである。チケットはほぼ完売で、営業に大きな支障は出ていないと思われる。この状況下で自浄作用は期待できないと思っている。

政治家も宝塚も世間向けには美辞麗句ばかり。しかし、その実態は空疎で寒々しい。本来はどこで踏み間違えたのかを検証すべきなのだけど、いずれもその気がないようである。

私たちがそれを許すことは、結果として我が身に返ることに繋がると思うのだけど、恐らくはしばらく経てば何事もなかったように忘れ去られるだろう。そうなった時に、何も行動しなかった人が不満を言うのはやめるべき。

歪みを溜めた日本が再生するために必要なことは何か。私たちが考えて行動しない限り、静かなる滅びしか訪れない。

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