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ハロウィーンで亡くなった命を思う

今日は風も穏やかで、寒過ぎず過ごしやすい一日となりました。庭に出ると元気のない蚊が近寄ってきたものの、難なく仕留めることができました。

さて、……

10月30日の朝、起き抜けに観たニュースに心底驚いた。29日夜、韓国ソウルの繁華街・梨泰院(イテウォン)でハロウィーンを前に集まった多数の人が倒れたことにより、150人以上が死亡、80人以上が負傷したとのこと。

この数は現在値なので、今後は更に増えるだろう。ハロウィーンは31日が本番だが、その前の土日ということもあり、仮装した人が大勢が集まっていたとのこと。

複数のニュースを見比べたのだけど、梨泰院は古くからの繁華街で路地が狭いらしい。そこに大勢が集まって身動き取れなくなり、倒れた人のところに次々と人が折り重なって倒れたことが原因だと推測されている。

人数の問題ではないと言われればその通りだけど、150人という死者の数は尋常ではない。亡くなられた方に対し、心より哀悼の意を表する次第である。

この事故は、人が密集することの怖さを改めて感じさせるできごとである。日本でも似たようなことがあったと思って探したところ、2001年に発生した「明石花火大会歩道橋事故」がヒットした。

この事故では「11名が全身圧迫による呼吸窮迫症候群(圧死)等により死亡し、183名が傷害を負う」こととなったという。

人がただ集まっただけ。そう言ってしまえばそれまでではあるのだけど、そこにたまたまちょっとした不運なできごとが重なるとこのような悲惨な結果を招来してしまう。我々はこの事故を教訓とせねばなるまい。

私が子供の頃、ハロウィーン行事は特に行われていなかったと記憶する。多分平成になった時点でもそうだったと思う。私の感覚で申し訳ないが、平成も20年近くになった頃から社会で認知されるようになったと認識している。

それも、当初は原義通り「Trick or Treat(お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ)」という子どもの他愛もないイベントだった。子供たちが近所の家々を回り、お菓子を受け取るという程度のものであった。

事前にこのイベントに参加するかについて、町内会の回覧板が各家庭を回り、参加すると答えた家にだけ子供たちが訪れる対応をする等の調整はあった。でも、その頃は静かで平和なイベントであったように思う。

その後、気が付いたら若者が夜に各地で集まり、アルコールを飲んで馬鹿騒ぎするようになっていた。渋谷はその中心地として認知されている。コロナでしばらく自粛することとなったが、今年は特に制限もないようだ。

一市民としては、各地で警備に当たる方々のご労苦に思いを致すとともに、参加者が不慮の災害に巻き込まれないよう、心から祈る次第。

お読み頂き、ありがとうございました。

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