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教育者の性犯罪報道で思うこと

朝、出勤時に外に出ると地面がかなり濡れていました。それなりに雨が降ったようです。その後は晴れて気温も上がり、日中はかなり温かくなりました。そういう日になってありがたいと思っています。

さて、……。

昨今、この手の犯罪が増えたように感じる。それは、盗撮行為も犯罪であるとの認識が社会で深まったことが一因だと考える。そもそも犯罪だと思われていなければ、それを訴える人もいないことになるのだから、これは前提だろう。

そして、盗撮に限らず「児童」に対して性的興味・関心を持つ人が後を絶たないことも否定できない事実である。その対象は性別を問わなくなっていることもあるが、まだ義務教育の娘を育てる者として、この現状を大いに憂慮する。

子どもを可愛いと感じること。そのことまで否定するつもりはない。しかし、そう感じるのは哺乳類が大自然の中で種族を保存するために、遺伝子に仕組まれた本能によるものである。

だから、それが性的なものに転化することについては率直に疑問を感じる。端的に「子犬や子猫を性的対象として見ますか?」と問いたくなってしまう。

本来庇護すべき立場の人間による犯罪であり、執行猶予は甘いと率直に感じる。「現在は反省し子どもに関わる仕事からも離れている」って刑を軽くする理由になるとは思えない。

この手の犯罪が起こるたびに「厳罰にしろ」「一生刑務所から出すな」という非難の声がネット上で沸き起こる。その気持ちはとても理解できる。

しかし、この手の犯罪者を非難しているだけではどうにもならない。罪を犯す人間だと分かっていれば、教職に就かせない対応もできるが、それは現実的ではない。よって未然防止は難しいのではないか。

ただ、再犯を抑止することは必要で、そのためには何らかの心理的なアプローチを含むプログラムを開発する必要があると考える。

この手の犯罪が起こり続けている以上、ニーズはかなり強いはず。でも、本腰を入れて開発を進めているという話を寡聞にして聞かない。

もし、その開発が難しいのであれば、社会でどう折り合いを付けていくのかを真剣に話し合う必要が生じる。この点は、もっと私たちが自分にも関わることとして認識しなければならない。そうしないと話し合いが始まらないし、始まっても深まらないからだ。

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