こんな生活しちゃっていいのかな
ドバイには、Louis Vuittonの前に行列ができるほど
お金を使う人、そして高級なものへのこだわりが強い人が
多くいます。
かたや私は、愛媛県の普通の住宅地で生まれ育ち、
6畳3間の小さな家で今では珍しいぼっとんトイレ。
習い事や家族旅行なんて言っているテレビの前の人たちは
どんな生活をしているのだろうと不思議でならなかったほどでした。
それが今、お金持ちの集まる街ドバイで生活しているのです。
今でこそ、私には「何のとりえもない」なんて言っていますが、
「ドバイに住んでいるだけですごいよ!」と言われ、我に返ります。
あっ、わたし、他にはないもの持ってるな。やるじゃん、自分!
高校生まで貰い物の服や制服を使いまわしていた生活でしたが、
今や、あのLouis Vuittonにも入って行っちゃうんですから。
(買うのはまだしませんが)
さて、本日は到底自分がするはずもないと思っていたことをやっちゃいました。
お金持ちのスポーツ、ゴルフです。
”何本もクラブを使い、人に運転させ、接待として大人が嗜むもの”
ゴルフだけならず、スノボも無駄遣いな気がして社会人になって初めて手を出したくらいでしたから、それはもう、私がこんなスポーツしちゃっていいのかなと胸がそわそわしていました。
思いのほか楽しく、前にボールが飛べば、もっともっととクラブを振りまくりました。おかげで、左手にはマメが(汗)
それにしても初体験は、良い経験でした。
◆生まれた環境を恨まない
貧しく育った人も、テレビで引っ張りだこの有名人に花開いたり
一人親の家庭でも、大人になって幸せな家庭を築いていたり。
人の置かれる環境は、必ずしも一生を決めるものではないということがわかります。
「なんで自分がこんな目に合わなきゃ」
「他の人はあんなに幸せそうなのに」
と悔しさをかみしめたまま、現状を変えないか、変えるかは
人生の目的次第。
その場にとどまらずに、フェーズを上げるために行動している人こそが
今までにない世界を訪れることできるはずです。
だから、わたしも今になって思うのです。
ぼっとんトイレだからといって不幸せだったわけじゃない。きれいなトイレを家族にプレゼントできるくらいにビッグになろうと心のどこかで思っていたから、今の自分があるんよな。
◆周りと同じじゃなくていい
昔から海外にあこがれをもっていて、外国人と関わりたい、外国人と友達になりたいと思い、大学時代にはカンボジアへボランティアへ行ったり、一人で韓国に遊びに行ったり…
周りの友達からは、行動力とかバイタリティーがイカれてる人と思われていました。
海外に住んで感じるのですが、日本人は、
周りの動きや雰囲気に合わせて自分のしたいことを我慢する習性がある。
と思います。
例えば、
同じような服装や髪型の人がいっぱい歩いていたり、お腹が出ているのは恥ずかしいと思って隠そうとしたり。
海外なんて、自分の好きな服を着るし、お腹が出ていても堂々とぴちぴちの服を着る。だって、自分がそうしたいから。
私も、ドバイ行には反対の声もあったけれど、自分がそうしたいから来たという点では、周りに左右されない決断ができたのかなと。
今までの自分の枠から出る決断を迫られたときに、迷いはありますが
その道を選んでよかったと自分で納得できるような生き方をしていきたい
と思うんですよね。
だから、ゴルフをする自分に戸惑いもあるのですが、
これが今の自分のフェーズなんだ、自分はこのゴルフの経験で何か面白いことをしてやればいいんだ!と、(いい意味で)開き直ってみます。
実家の母にとってみれば複雑な思いなのかもしれない。
だけど、今の生活から存分にいろいろな経験を積んで
いつか恩返しできる自分になることが、今の自分にできることなんかな
と思うのです。
いい成長痛を味合わせてくれるドバイ生活。感謝です。