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マイナンバーカードでの診療、うまくいくのか心配

今日はひんやりした朝を迎えました。秋晴れのよい一日だったと思います。暑い期間が長かった分、冬までの期間は短くなりそうですね。

さて、……。

今日の午前中、私は病院に行った。その病院は以前から「マイナンバーカードを持ってきたか」と聞いてくるので、今回は健康保険証ではなくマイナンバーカードを持っていくこととした。

受付には、マイナンバーカードを読み取る機器が設置されている。機器に描かれたカードの図柄の通りにカードをセットすると、暗証番号を聞いてくる。それを押すと過去の診療情報を提供してもよいかとか高額医療制度を使うかといった質問が出てくる。

ちょっと面倒だと思いつつもそれに答えて受付の人に診察券を出したら「健康保険証はお持ちですか?」と聞いてきたので率直に驚いた。

「マイナンバーカードを持ってきたので、保険証は持ってきていません」と答えると「たまにマイナンバーカードは読み取りに失敗することがあるので、持っていたら出していただきたいのですが」と食い下がられたので更に驚く。

「家に置いてきたので、取ってきて欲しいということですか?」と問い返すと、やっと「じゃあ、今回はいいです」と向こうが折れた。

かなりモヤモヤした気持ちが残った。日頃マイナンバーカードを持ってきたかと聞くから持っていったのに、今度は保険証を要求するというのは率直におかしい。

それに、自分は実際マイナンバーカードの読み取りもきちんと進んで暗証番号入力も問題なくできたのだから、そこで「読み取りに失敗することがある」と言われても何だかなあという気持ちになってしまう。

受付の人も病院長から言われているのだろうけれど、さすがにカード2枚要求はおかしいと気づくべきだろう。

そもそも、2021年3月からマイナンバーカードが健康保険証として利用できるようになった。そして厚生労働省は医療機関等に対し、マイナンバーカードを健康保険証として使えるよう必要なシステムの導入を2023年4月から義務化した。

だから、義務化された直後ならいざ知らず、半年経過してなお念の為として保険証の提示を求めるのはおかしい。読み取りに失敗するのは、カードの向きか暗証番号を間違えた、読み取り機器が壊れている、機器の通信機能に問題がある、のいずれかであるはず。

私の場合は読み取りまで無事に終わったので、通信機能の問題であれば、それは受診者側の責任ではない。

最近話題に出ないけれど、政府は現行の健康保険証は2024年秋に廃止、どうにも間に合わない場合を想定し発行済みの保険証は最長1年間有効とみなす経過措置を取るとしている。 残り一年を切っており、直前にまた大騒動にならないかを危惧している。

すでに初診・再診料の計算で、マイナンバーカード持参者は優遇されるようになっている。賽は投げられており、中途半端はやめるべきだと思う。

お読み頂き、ありがとうございました。

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