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都知事選挙公報からダイバーシティを考える
今朝はかなり強い雨が降っていました。でも、自分が出社する時には止んで、その後会社に着いた後に再び降り出すことはあったものの、結局私は帰宅時まで傘を使わずに済みました。でもこれを無駄だったとは思わないようにしたいと思います。
さて、……。
来週の日曜日、つまり今度の七夕の日には東京都知事選挙が行われる。私の手元には、既に東京都選挙管理委員会の作成した「令和6年7月7日執行 東京都知事選挙 選挙公報」が新聞に挟まって届けられている。
しばらくは放置していたが、選挙まで1週間を切ったことから、取り敢えずザッと目を通してみた。
その結論であるが、下手な小説よりも読み応えだけはあったと感じている。カオスを体験できるのは特筆すべき点で、「読むアドベンチャー体験」とでも言えばよいだろうか。
世の中にはいろいろな人がいることを改めて感じるし、多様性に満ちている。ダイバーシティとは、まさにこのことかも知れない。
考えようによっては、多くの候補者の中から投票によって1人を知事として選ぶ行為がダイバーシティとしてどうなのか? という疑問すら率直に生じる。ただ、全ての意見を採り上げるのには現実的な限界もあるのは事実。これはやむを得ないことなのだろう。
NHKに関わるコメントをする方が、公報の中の19/56でおられる。それぞれの主張内容が少しずつ違っていることを知って正直驚いた。番号が打たれている方とそうでない方がおられるが、この差異をつけている点は組織の力を感じた。
中には(申し訳ないのだけど)「ご存命だったのか!」と驚くような方も立候補しておられる。これまでの挑戦を知っている自分としては、素直に「お元気そうで何より」と思ってしまう。
それにしても、このような選挙公報に一定のスペースを頂けて、新聞購読世帯に配布されること、更に政見放送で数分とはいえ自分の意見及び映像が確実に放送されることを考えた時に、300万円の供託金を失っても惜しくない人はおられるだろうと考えたりする。
もちろん、それは本来の目的、即ち「知事になる」とは次元がズレているのは否めない。選挙での掲示内容に対して私見で評価するなと言われると弱いのだけど、社会一般に訴える内容なのかと思う物が含まれているのは事実。
ここまで緩んだのは初めてだと思うのだけど、ダイバーシティをどんなに主張するとしても、都知事を選ぶに当たり都民の生活に近接した内容を公約にしている人に投票すべきだろうとは思う。そうしなければ、理念だけの争いになってしまう。
ここのところ都知事選挙について取り上げられることが少ないのが残念だと思っている。
お読み頂き、ありがとうございました。
読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。