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東海道・山陽新幹線の運転見合わせに関わる私の思考の迷走

今日はただ晴れた蒸し暑い1日となりました。ある意味で久しぶり、でも懐かしいとは思いません、

さて、……。

台風一過の16日であるが、東海道・山陽新幹線は一時全線で運転を見合わせた。静岡県での降雨が基準値を上回ったからだという。詳細は以下の記事を参照願いたい。

東海道新幹線は雨に弱い? なぜ大雨で運休するのか 災害への備えは年々進化(乗りものニュース)

のりものニュースより

この記事によると、東海道新幹線は盛土区間が多いがゆえに雨に弱いとのこと。これは私も知らなかったことなのだけど、なるほどと納得した。

新幹線が通る時に地面にかかる圧力はかなり強いと思われる。それが雨によって緩くなった路盤を通るたびに圧を加えるとなるとどうなるか。……やはり安全側に見て運転を見合わせるべきだと考えてしまう。

テレビニュースの中では、いろいろとご不満を述べている方もおられたけれど、私はこれもやむなしだと思っている。

実は、私は視界の問題だと思っていた。と言うのは、かつてすごい大雨のために視界が遮られた経験があったからだ。

それは父の死を受けて相続手続きを進める必要があり、帰省のために新東名高速道路を走っていた時のこと。ものすごい雨が降ってきて、視界を塞がれた状態になってしまったのである。今から振り返ればせいぜい15分程度のことだったと思う。

でも、その時は本当に前が見えずに往生した。たまたま前を走っていた車の尾灯を頼りにしようと思ったのだけど、それもその車の速度が私より速くて見失った。

正直、よくあの状態であんなスピードで走れるな、と思ったくらいであった。私は50㎞/hくらいだったと思う。それ以上は怖くてとても速度を上げられなかった。

その時、ふと思い出したのが桶狭間の戦い。この時もすごい大雨で奇襲に向かう織田軍の馬蹄の音を消し、移動する軍の姿すら見えなくしてしまった。鮮やかな奇襲として今でも語り継がれ何度もドラマに登場するシーンである。

自分がこの大雨に遭ったのも三河地域に入ってしばらく経ってからのことであり、桶狭間の戦いの時に降った雨も「ああ、こんな感じだったのか」と納得した。しかし、これは新幹線を止める要因ではなかったようだ。

冷静に考えれば、新幹線は視界に頼りきった運転をしていない。最高速度で走行中に視界に入った障害物を認知してブレーキをかけても制動距離は4km。これでは衝突回避は難しい。視界による安全確保は徐行時に限られる。

以上、新幹線の運転見合わせのニュースから、考えたことを記載した。かなり上の太字部以下につらつら考えたことは、結局違っていたことになる。かなりの思考の迷走をお見せしてしまった点、心からお詫び申し上げる。

お読み頂き、ありがとうございました。

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