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子どもの頃には意識できなかったこと

冷たい雨が降っています。明日も降り続くらしく、出社時のことを考えると今から気が重いです。あなたも足元お悪い中、気を付けて下さい。

さて、……

今回は、標題に沿って3つ書いてみる。いずれもそれほど重くない内容なので、読み流して頂ければ幸い。

1.帰省

春・夏・冬の各休暇期間、日本人は帰省や旅行で大移動をする。コロナ禍で実際に移動する人は減っており、この民族大移動もあまり注目されなくなっているのだけど、今でも人知れずやっている人はいる。

この移動に関わり、子どもの頃に渋滞につかまって十何時間も掛けて車で故郷に帰り着いた人が、ニュースのインタビューを受けて「疲れきりました」と言っていた。当時は、どうして電車に乗らないのかが分からなかった。

「指定券が取れなかったのかな」と思っていたのだけど、大人になって分かったのは「時間が掛かっても車で帰った方が安いから」だということ。

一人での帰省であれば、車と電車はそれほど費用は変わらない。しかし、これに家族が加わると差は歴然となる。

電車は家族分の運賃が掛かるが、車の場合はそうではない。厳密には加速時にガソリンを余計に消費するのだけど、それは目立つ程ではない。

そして、帰省中の外出での利便性は、車があった方が圧倒的に分が良い。そのことを、子どもの時には意識できなかった。

2.お年玉

子どもの頃、親戚から頂くお年玉は嬉しいものだった。我々の親世代は兄弟も多く、それぞれの叔父さんや叔母さんから頂くと結構な額になった。

しかし、全ての叔父さんや叔母さんに子どもがいないわけではなく、大抵子ども(いわゆる従兄弟)がいた。私達がもらっている以上、私の父母も彼らにお年玉を渡さなければならない。

つまり、私が得たお年玉は、父母が従兄弟に渡したお年玉の対価であり、私が得たお年玉は事実上ほぼ全額を父母が払ったのと同じである。そのことを、子どもの時には意識できなかった。

3.リップサービスは危険

帰省先から戻る際に「また遊びに来るからね」と子どもであった私が言う。祖父は既に亡く祖母に言うことが多いのだけど、これが後に面倒事を引き起こすことがあった。

祖母は「六ちゃんが言ったのだから、今度はいつ来るんだ」と何回か父母に電話をしてきて、対応に困ったらしい。

子どもが言うことだと軽く考えず、真正面から受け止めてしまう人がいる。ありがたいと言えばありがたいのだけど、そのことを、子どもの時には意識できなかった。

お読み頂き、ありがとうございました。

読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。