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学ぶ前に考え、考える前に現状を把握すべき

朝、家を出た瞬間、湿気を多量に含む30℃の空気が全身にまとわりついてきます。その瞬間に意気消沈してしまいますよね。やる気を根絶やしにするこの蒸し暑さをどう表現すればよいのでしょう。冬の寒気は冬将軍という名前がありますし、夏のコレも誰か名付けてくれないかと思います。

さて、……。

国会が閉幕し、都知事選も終わった。政治的なイベントはしばらくなさそうな情勢である。

そうであれば、こういう時期にこそ政治に携わる首長や議員は研鑽に努めて欲しい。この時期、海外研修に出る人も多い。それを否定はしないけれど、公費を使って行くのであれば、当然それなりの緊張感を持つべきだと思う。

ただ、海外に行くのは本来問題解決のヒントを得るためだと思っている。もっと言えば一つの手段。何のための手段かであるが、それは国民や市町村民が直面する種々の課題、問題点を解決することであろう。即ち、これが目的である。

では、首長や議員はこの目的をキチンと把握・理解できているのだろうか。一般的な感覚では、まず手近なもので解決できないかを考えるべきだと思う。

いきなり新興住宅地ができて大挙して住民が住み始めたのであればともかく、これまでも人は住んでいた。そうであれば新奇性のある課題は、それほど多くはないのではないか。

元々自分が持っている能力を駆使して何がクリティカルパスなのかを見抜き、既存の方法での解決を試みる。それが難しいとなった時に初めて知識や知見を求めて外に向かうというのがスジ。

でも、実際はそうでないケースが往々にあり、だからこそ海外研修が槍玉に挙げられるのだと私は認識している。

フワッとした思いで、強い問題解決意識がないから、オチャラケた写真を撮ってSNSにアップしてしまうのだろう。

去年は実際そのようなことがあって世の中から指弾されることがあった。さすがに今年はそれを踏まえ、そのようなことが起こらないように心を引き締めるべきだし、私自身そういうことが起こらないよう心から願っている。

本当は住民との対話集会を開いて自らの活動を報告するとともに意見を求めることが第一に必要なことだと思う。これをやるだけでも結構な時間を取ると思うのだけど、このような地道な活動は耳目を集めにくいだけに実態は分からない。

私個人の感覚で何の客観性もないけれど、私はそういう地道なことをやる人は信頼できると思っている。

この点、あなたはいかがお考えだろうか?

お読み頂き、ありがとうございました。

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