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テレビ局、マスコミの矜持が問われている

今朝熱っぽさがあり午前中休むこととしました。その後、特に悪化はしなかったものの快方にも向かわなかったので、有休もあることから結局一日お休みしました。明日には治っていることを期待しています。

さて、……。

某大手芸能事務所に関わる騒動や動揺は、なかなかおさまらない。話がどんどん広がって関連する業界にまで波及しているからだろう。

事務所所属のタレントを起用したテレビCMの商品の不買を呼びかける声まで上がっている。正直なところ、それは行き過ぎではないかと考える。理由は簡単で、性加害した本人は既にこの世にいないからだ。

本人がいないからと言って、後に残った人間を責めるのはどうかという考えがどうしても湧いてしまう。だから、少なくとも「本体は補償業務のみの会社となりタレントは別会社に移籍する」という方向性は、BestではなくてもBetterだろうとは思う。

個々の所属タレントの去就に注目が集まっているようだけど、それはもう各自のご判断事項。むしろ、論点は過去に性加害を黙殺してきたテレビ局やマスコミの立ち位置に移りつつある。潮目が変わったのだ。

多くの人が集まった記者会見。本来はあれと同様にテレビ局やマスコミ各社の経営者も表に出て自社のスタンスを明らかにすべきところ。しかし、それをやるつもりはさらさらないようだ。

他人や他社のスキャンダルに対する追及姿勢とは明らかに異なる。本来は自らをより律すべき。このような対応は、我が身を守っているようでいて、かえって多くの不信感を増幅し、自らの足元を揺るがせていることに気付かねばならない。

元々テレビ番組の視聴率は全般的に下がり傾向で、新聞も発行部数を減らしている。そういう中で、ほとぼりが覚めるまで首をすくめていればみんなが何も言わなくなるとたかを括っていると、もっと深刻な事態を招来しないかを危惧する。

現在は、ネットという個人でも意見を表明できる手段があり、保育園問題など時に世の中を動かすことも起こっている。ネット意見は玉石混交、真偽不明な情報も多いが、今のマスコミが自ら同レベルに下がってしまっては存在意義がない。この点は叱咤せざるを得ないところ。

テレビ視聴率が下がり新聞が更に売れなくなれば、企業からのCMや広告の出稿も加速度的に減ることが予想される。その埋め草として、有象無象の胡散臭い団体が入り込んだら大変なことになる。よくよく考えて身綺麗さを保って頂きたい。

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