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年末年始のテレビ特番での気付きと言わずにおれないこと

仕事も始まってしまえば、あっという間に何事もなかったように流れて行きますね。

さて、……

年末年始休暇が名残惜しくも終わった。また日常に戻る。それはそれでホッとする。

それにしても、年末年始のテレビは、中身の薄い特番だらけで辟易としてしまった。そう感じておられる人も少なくないのではなかろうか?

テレビ離れと言われて久しい。大河ドラマも朝ドラも、視聴率は往事より下がっている。そういう中で、それを何とか覆そうという気概を感じさせる番組が、ほとんど見当たらない。

もしかしたら、テレビ制作者達は自らの手で最期を締めくくろうとしているのではないかと疑いたくなってしまう。

そもそも、年末年始だからと言って特番を流さなければならない理由ってあるのだろうか? 普段の番組を同じように流すと、誰がどう困るのだろう? 

私は、普段通りのままでもよいと思うのだ。正月の様子はニュースで伝えればよく、敢えて特番を組まなければならない理由が分からない。もし御存知の方がいたら、ご教示願いたい。

次に、なんで特番は大枠で放送しなければならないのかも不明。2時間位までは普段でもドラマで行われるから分からなくもない。でも、中には半日丸々の枠を使い延々と流し続けるものもある。これって誰得なのだろう?

もしかしたら、一つの内容が明確な番組の場合、固定のスポンサーの確保が必要だけど、正月特番の場合、次々とスポンサーが変わっていく。奉加帳方式で制作費を集めたいがためにそうしているのか? との疑念が浮かぶ。

そして年末年始においては、丁寧にエッジの効いた内容のある番組を企画すること自体が、難しいということなのだろうか? 

視聴者としては、普段の放送では見られない濃い内容の番組を期待している。そういう番組がほとんどないのは、企画が冒険だとして編成会議を通過しないのか、そもそも制作側の気概も能力もなくなっているのか?

お笑い芸人やコメンテーターをひな壇に並べてワチャワチャ世間話をした方がスポンサー枠が埋まるのだとしたら、これはかなり危機的な状況だと思う。

 『ケーキの切れない非行少年たち』という本が世間の耳目を集めたけれど、『特番枠を区切れないテレビマンたち』という本がそのうち出版されるのではないかと、真面目に心配している。

今一度、奮起をお願いしたいものである。

お読み頂き、ありがとうございました。

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