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葬儀の参加人数

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あなたもこれまでの人生で、会社の先輩や同僚が亡くなった際に、その葬儀に参列したことがあると思う。

私もその経験があるが、故人の同期や職場の同僚は言うに及ばず、OBやOG、時には取引先の方までが列席されていて、かなりの大人数であった。

しかし一般的には、無事に勤め上げてリタイアし、会社を離れて数十年経ってから亡くなるケースの方が多い。

そうなると、訃報を会社の社友(OB・OG)会事務局に届け出ても、すぐにそれを知るのは電子掲示板に掲載された情報を読める現役社員だけになる。しかし数十年経ち、故人と付き合いが継続している現役社員はマレであろう。

一方で、このような即時広報性のある機能を備えている社友会は、そう多くはないだろう。仮に備えていても、会員世代はパソコンやスマホ等に親しむ前に現役を退いた方も多い。そうなると、葬儀情報を知る者は少なくなる。

更に、家が遠い、体調が悪い、既に親しい人の多くは鬼籍に入っている…ということもあり得るため、会社関係からの列席者は、いない可能性の方が高いのではないか?

それが自然の流れだと捉えると、葬儀への列席者数がは人徳とは関係ないし、少ないのはむしろこの世でやるべきことを無事にやり終えたからだ、と捉えるべきではなかろうか。

逆に、多くの人が集まる盛大な葬儀は、それだけやり残したことがあったのだと考えることもできよう。故人の無念の大きさが列席者数に現れると考えるのは、皮相に過ぎるだろうか?

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