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老人ホームからの運営状況報告書を読んで安心する一方、世の動きを改めて実感

今日は天気が悪く、16:00頃には暗くて雨戸を閉めても変わらない状況でした。明日は雨のようですね。

さて、……

先日、母が入居している老人ホームから年に1回定期で送付されてくる運営状況報告書が届いた。これが世の中の動きを結構反映していて興味深いと思ったので、お伝えしたい。

新型コロナウイルス感染症の影響で仕事を失う人もいると聞くが、介護福祉の世界では人材確保に苦労しているらしい。言い換えれば、職の需給のミスマッチがあるということかと。

また私自身は既報だけど、新型コロナウイルスのまん延が小康を得たことから、それまでの面会不可を一定の要件を定めて緩和したことも記載されている。これは、ホーム側として一定のリスクを負う決断だったと思う。

事前予約に加え、2度のワクチン接種証明或いはPCR検査での陰性証明等の要件。これは今後の感染者の発生状況に応じて変わっていくものと思う。それは逆に、再び面会不可になる可能性も秘めている。これはやむなしとして受け入れるしかない。

それから、入退去者数についても記載があった。入退去者数は大体同じで、ざっくり全体の2割程度が入れ替わったようだ。退去者の半数は看取り、つまりホームで亡くなり、残りの半数のほとんどは入院であった。

この他、別の施設に移る人も若干いたが数は少ない。それは即ち、このホームの居心地が良く、家族への対応も評価されていることが裏付けられたものと理解している。

なお、テレビニュースでも取り上げられている各種食料品の値上がり。その影響がホームにも及んでいることも分かった。

報告書の文末に、ホームで提供されている食事代についても上記の事情でやむなく値上げをせざるを得ないと考えていること、既に地元の自治体の老人福祉窓口とも話を始めていることが記載されていた。

これについては、追って通知する旨の記載があった。この手の文書はこのような「受け取り手にとってイヤな話」は最後に書かれていることが多い。だから、気を抜かずに読み切る必要がある。

何はともあれ、キチンと状況を伝えてくれるのはありがたいし、既に母がホームでは古参の側に入っていることが分かり、何とも言えない気持ちになった。

母の実家での記憶はほとんど失われており、今お世話になっているホームを終の棲家として過ごしていくことが、既定路線となりつつある。

お読み頂き、ありがとうございました。

読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。