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ニュースは一部切り取り情報で、全部ではないと意識すべき

今日は晴れて昼間になってグングン気温が上がりました。私の家の1階はそれほど暑くはなかったものの、2階はアウトでした。ただ、まだエアコンのフィルター掃除を終えていなかったので、今日は窓を開け放って何とかしのぎました。

さて、……。

今日の夕食は久々に家族で外食をした。と言ってもファミレスである。極めてカジュアルな店であり、休日のディナーを楽しもうという人であふれていた。既にテーブルは満席で、受付のエントリーシートに名前を書いて何組か待つことになった。

待つこと15分程度で着座できたのだけど、私たちの後にも常に数組待つような感じで、結局退店するまで待つ人が途切れることはなかった。

ファミレスといえど、お値段はそれなりにする。家族3人で6千円近くになるのを、クーポンの利用等によって5,500円程度に抑え込むことに成功した。

失われた30年がなければ、これくらいの費用負担は当たり前の世の中になっていただろうが、実際にそうはならなかったし、金額はそれなりに重い。でも、たまには外食もしたいという欲が勝った。

それにしても、である。ニュース番組で、このようなありふれた休日ディナーを楽しむ家族が取り上げられることはない。当たり前過ぎてニュースバリューがないと判断されるのだろう。実際、そう言われたら否定できない。

一方で、円安による原材料費の値上がり、それにともなう価格転嫁で生活費が逼迫されているというニュースはしょっちゅう流れる。生活苦にあえぐ人というのは確かに存在するし、そういう人がファミレスに行くことは多分ないだろう。

このあたりのことを、あなたはどう整理しておられるだろうか。

ニュースは、生活苦を前面に押し出した内容のものばかりを取り上げる。でも、実際はファミレスで休日のディナーを楽しむ家族は少なからず存在する。どちらも「実存」するのである。

要は、現実に存在するそれぞれの事実を、報道する側は自分にとって都合の良いように切り取って放送しているのに過ぎない。この点については常に意識して、そうではない存在もあることを想定する必要がある。

どうしてもニュースはセンセーショナルなものを狙って片方に偏りがち。しかも不幸なものの方が注目を集めるのでそちらばかりが取り上げられる。でも、報道されない事実はあると考えるべきで、そうしないと自身の思考が極端に振れてしまう。

なお、言い訳がましくなるが、我が家の場合、外食したのは今年になって初めてのこと。そしてしょっちゅう外食できる程の資力はないが、全く不可能でもない。一方で、スーパーの買い出しでもまだ値上がっていない製品を選択することも多い。

このような中途半端な存在は、ニュースに取り上げられることはないと断言する。でも、それが大多数なのではないかと私は思っている。

お読み頂き、ありがとうございました。

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