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都知事選挙結果は想定通りだけど面白さには欠ける
今日も殺人級の暑さでした。ただ、天気の方に殺意はないので、この表現は不適切かも知れません。我々にできることは、命を守る行動を取ることのみです。それを怠ると悔いを残すことになります。ゆめゆめ油断されませんように。
さて、……。
ご存知のように今日は東京都知事選挙の投開票日である。楽しみにしている大河ドラマ「光る君へ」の放映を中止してまでやる意味はないと思っている(ことについては、以下の記事で触れた)のだけど、NHKは8時から都知事選挙の特番を放送している。
あっという間に小池知事の当確が打たれて思ったのは、これなら取りあえず3分程度ニュースを流して、その後にいつも通り大河ドラマを放送すればよかったのではないかということ。今更言っても何の役にも立たないが、次回に参考にされることを期待して言っておきたい。
選挙の度に行われる出口調査。この信用度はどれくらいなのかといつも疑いの念が湧いてきてしまう。本当に数少ないサンプル調査によって、結論までほぼ間違いなく推測できてしまうのが不思議なのだけど、これは統計学の勝利なのだろうと受け止めている。
それでも、全時間帯・全投票所に調査員が張り付いているわけではない。もしかしたら早起きの高年齢層が早朝〜午前に集中し、午後に若者層が多くなるというくらいのことはあり得るかも知れない。
この属性を万遍なく調査対象に取り込めているのだろうか。ここを誤ると投票結果予想も変わるはず。この点までカバーしているのかは知りたいところ。
今回の選挙で不満だったのは、立候補の届け出が行われた後、選挙期間中に候補者同士の論戦が行われなかったこと。また、ニュースでも都知事選挙についてあまり取り上げられることがなかったように感じている。
これは、今までと異なり立候補者が乱立したこと、報道機関は立候補者を平等に扱わねばならないこと、立候補者からのクレームの声が昔に比べて大きくなっていること、によって、選挙期間中に大きなイベントが行われなかったと思っている。
かつてあった候補者同士での討論会が行われず、該当演説の様子等も以前ほど放送されてこなかったと感じている。もしかしたら、私が観ていなかっただけかも知れないのだけど。
昨今では報道機関が「事実上現職と○○候補の戦い」等と言おうものなら抗議が殺到する。立候補者は皆平等であるという建前を強く訴えられると、報道機関が特定の候補を取り上げていると言われた際に弁明が難しくなる。
かといって、立候補者全員を集めて討論会を企画する、等ということは今回の立候補者数から考えて難しいだろう。「朝まで生テレビ」よりもまとまらないのは目に見えている。
これが結局何もイベントなしに繋がった。これでよかったのかとの思いは残る。
都知事選挙は現職が有利と言われている。小池知事は3選目でまだ飽きられるには早い。従って今回の選挙結果は、順当な結果という見方もできる。余程の失政がなければ、こうなるということなのだろう。後は意外な人たちの獲得票数くらいしか興味を引くものがない。
それだけの存在に対して挑むのであれば、対抗馬も一本化しなければならないということが明らかになった選挙であり、国政の野党は他山の石とすべき結果だったと思っている。
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