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愛知 中3男子刺殺事件で月並みだけど大切だと思うこと

今日は一日冷え込みました。もう、完全に冬の到来を感じます。冷えは万病の元、温かくすることに注力してください。

さて、……

11月24日の朝、愛知県弥富市の中学校で14歳の3年生の男子生徒が同学年の男子生徒に刃物で刺されて死亡した。

この事件は、平日の朝に普通の公立中学校の校舎内で起こったことで、社会的なインパクトが大きい。今分かっていることは、以下の通り。

・二人は昨年度は同じクラスであったが、今年度は別のクラスであること
・凶器は柳刃包丁で、加害生徒は数日前にネットで入手していたこと
・被害生徒を廊下に呼び出してから刺したこと
・加害生徒は「私がやったことで間違いありません」と容疑を認めていること
・加害生徒は「相手から嫌がらせを受けたと感じ、不満があった」と供述していること

なお、この学校では、他のクラスの教室に入ることは禁止されていたとのこと。加害生徒は、この決まりを守って廊下に呼び出したことになる。

でも、そもそも「人を殺してはいけない」というもっと普遍的な決まりは守っていない。この落差が何ともアンバランスで、極めて奇異に感じられた。

もう40年以上も前の自身の記憶であるが、中学時代は多感、かつ極めてアンビバレントな時期である。成長ホルモンが体を急激に大きくして♪大人の階段昇る~ペースも駆け足となる一方、精神の成長は追いつかない。

また男の子、女の子の「の子」が取れてゆく。気持ちの揺らぎや気分の浮き沈みも大きく、心は結構不安定。そういう時期であればこそ、いじめや不合理な対立等が起こったりもする。

加害生徒の犯行により人命が奪われている。犯行は明確に悪いことである。ただ、このような紋切り型でそう言ったところで再発防止には繋がらない。

逆に英雄視は論外、また妙に犯行に理解を示すような言動も厳に慎むべきであろう。

ただ、殺人という最悪の結果を招く覚悟をする以前に、周囲は誰も何もできなかったのか? 気付かなかったのか? また犯人は何も言えなかったのか? 等についての検証は必要である。後戻りできたポイントを見つけて欲しい。

これは確かに面倒なことだけど、何も見つからなければ同じことが繰り返される恐れがある。それは是非とも避けねばならず、関係各所において再発防止に向けた原因の究明努力を積み重ねて頂きたい。

お読み頂き、ありがとうございました。

読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。