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025. 飛んで行った2万円

昨日カードケースを買いにIL BISONTEに行った。財布をコンパクトなものに変えたため、今まで財布の中に入れていた重要度:中のカードたちを収納するカードケースが別途必要になったのだ。雑誌で見たIL BISONTEの春の新作の中に気になるカードケースがあったのだが、2万5千円ほどする。今のタイミングでカードケースにこの金額を投資することが微妙なラインだったので、店舗で実物を見て本当に「キュン」とした時だけ購入しようと決めていた。

店舗で実物を見てみると、確かに可愛いのだが思っていたよりサイズが大きい。カードだけではなく小銭などの収納も想定されているようだった。とにかく持ち物をコンパクトにすることを目指している私にとって、サイズがしっくりこないというのはかなり大きな懸念事項だった。これは「キュン」まではいかないなと思っていると、私が狙っていたカードケースの横にフラグメントケースが置いてあるのに気がついた。同じ春夏のコレクションのものなので色は私が欲しかったものと同じ、フラグメントケースの形態なのでコンパクトさも申し分ない、そしてなにより飾ってある値札に「8,000円」と記載されているではないか。私はこの値段を見た瞬間フラグメントケースの購入を即決した。一応実物を出してもらったがすでに心は決めていたのでざっと確認だけして購入の意図を伝えた。

IL BISONTEのメンバー登録などを済ませながらお会計を待っていると、ついに私の順番が回ってきた。これはいい買い物をしたな〜と心の中でニヤニヤしながらクレカを取り出すと、店員さんが衝撃の一言を発する。

「お会計、2万8千円になります。」

ん?にまんはっせんえん?
何かの聞き間違えかと思いレジに表示された金額を確認すると、確かに28,000円と表示されている。ここで私は瞬時に自らの過ちを悟った。ショーケースの値札に表示されている金額を見誤ったのだ。28,000円の2が私の目には映ってなかったか、脳内で無いものとして処理されていたのだ。そしてよく考えたら同じコレクションの中でカードケースとフラグメントケースでそこまで価格差があるわけがない。自分のバカさ加減に呆れたが、お会計直前で「やっぱやめます」という度胸は持ち合わせておらず、結局何事もなかったように会計を済ました。手にしたフラグメントケースは、物凄く可愛いし良いものなので後悔はしていない。ただ、もし最初に見えていた値段が2万8千円だったら購入を決断していただろうか?この質問の答えはあえて考えないようにしている。

※ IL BISONTEにもフラグメントケースにも何も罪はない。むしろ激かわフラグメントケースを私の元に届けてくれてありがとうございます。お礼に(?)商品のリンクを貼っておきます。

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