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橙の空

気慣れた街 いつもの窓から 
流れる外を見て今日も僕は 同じ朝をやり過ごす 
満員電車の揺られ方も ほら少しは様になってきた 
今じゃ窮屈で自由な毎日

旅立ちの日の朝は寒くて 指先を赤く染めながら
最後に撮った写真の笑顔は 今でも僕を動かすよ

僕はここから歩き出す 夕日が沈んでゆく空見上げて思う 
遠く離れたこの街で ずっと歌っていけるよ 
僕はここから歩き出す 霞んでゆく空見上げて願う 
 必ず来るその時まで この声が枯れない様に

地下歩道の変わりゆく音 大人になって見た町並みが 
また知らない色をしてた 
幣舞橋、富士見坂のオレンジ 展望台から見下ろした風景は 
いつでも待っててくれる僕の町

真冬の家から見た星も 飲み明かして語った世界も
どこを切り取っても笑顔で 今でも僕を動かすよ
僕はここから歩き出す 朝靄に飛び立ってゆく風を感じて 
 凍てつくくらい寒くたって きっと 乗り越えられるよ 

僕はここから歩き出す やがて色づく季節は訪れるから 
必ず来るその時まで この道が途切れないように

変わってゆくことも(街並みも) 
変わらないことも(人の優しさも) 
別れも出逢いも(光も) 
僕を動かすよ

僕は 僕はここから歩き出す 朝日が昇ってゆく空 見上げて想う 
遠く離れたこの街で ずっと歌っていけるよ 
僕は ここから歩き出す すれ違う人の波にもまれながらも 
必ず来るその時まで この声が枯れないように

見慣れた街 いつもの窓から 
流れる外を見て今日も僕は 同じ朝をやり過ごす 
満員電車の揺られ方も ほら少しは様になってきた 
今も窮屈で自由な毎日

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