sin

いつもの改札 また同じ朝の繰り返し やっぱり今日も眠たいや
昨日の英単語と明日の数式にまぎれた なんでもない電車の中

心揺さぶる物はいつだって非科学の集合体
そんなものないってどこかで冷めてた

くだらない日常の中に 君が突然入り込んだんだ
ノイズ交じりのラジオから 好きな曲が流れてくるみたいな
途切れ途切れ また雑踏の中 消えてくの?

いつもの改札 少しだけ期待している やっぱり今日は会えないかな
気にしだした前髪を窓越しにチェックしながら 目を泳がせる電車の中

勝算は天文学的確立 そんなのわかってんだ
でもゼロじゃないってどこかで信じたい

つまらない日常の中に 君だけが輝いて見えたんだ 
手を伸ばせば触れられるのに 声をかけるきっかけが掴めない
見てるだけの僕は記憶の中 残らないの?

つまらない日常の中に 君だけが輝いて見えたんだ
僕のレンズ越しの世界はあの日から 全てが動き出した

くだらない日常を抜けて 今君に会いに行くんだ
数字じゃ消して読み取れない どんな公式も当て嵌まらない
君への想いだけ頭に入れて
走り出せ