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「走れメロス」は自己啓発本だった⁉︎part2.

前回の記事で、「走れメロス」のあらすじや、学校で学習する内容などについて紹介しました。前回の記事をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ↓

今回の記事では、予告していた通り、引用した一文をなぜ自己啓発だと思ったかについて書いていきたいと思います。それではいきましょう


「身体疲労すれば、精神も共にやられる」

前回も取り上げましたが、これは10ページからの引用です。ではこの一文のどこが自己啓発なのか。それは、「どんな賢人でも、疲労によって判断を誤る」ということです。

メロスは邪智暴虐の王を倒さねばならないと決意し、単身で城に乗り込み、妹の結婚式を済ませ、竹馬の友セリヌンティウスを助けるために走るような男です。ここまですれば賢人と言っても良いでしょう。

しかし、濁流の中を泳ぎ、山賊に襲われたりして疲労はピークに達します。そんな時に出た言葉がこれなんです。

そこからもうちょっと後には、こんなことも言っています。

ああ、もういっそ、悪徳者として生き延びてやろうか

青空文庫「走れメロス」p.11

賢人のメロスでさえ、疲労によってこんなことを考えてしまうのです。つまり、疲労というものは私たちにとって大敵というわけです。

しっかり休憩を取ろう

現代はとにかく忙しいです。やることが次から次へと出てきます。でも、休憩を疎かにしてしまうと、本来発揮される能力も発揮されなくなってしまいます。だからうまく休憩の時間を確保しなければなりません。

休憩第一にする

まず休憩の時間を確保するためにすることは、休憩第一にすることです。仕事をしている方でも、学生で勉強している方でも、職場や学校から帰ってきたらすごく疲れていると思います。

そんな時に無理して何かをやろうとしてしまう気持ちもわかりますが、そういった生活を続けていると、いつか体調を崩してしまいかねません。

ながらスマホなしの生活

私がお勧めするのは、テレビやスマホを見ることなく、食事をしっかり摂ること。何かを見ながらでは休憩になりません。また、食事だけに集中することによって、マインドフルネス的な効果も得られますし、噛む回数を意識的に増やすこともできます。

さらに、お風呂の時は湯船にしっかり浸かったほうがいいです。この時もスマホを持ち込んだりしてはいけません。シャワーだけの時よりも、湯船に浸かった方が疲れのとれ方が格段に違います。

まとめ

今回の記事では、疲労が大敵で休憩が大事だということを紹介していきました。次回の記事では疲労による危険をもう一つ紹介していきたいと思います。それでは!

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