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健全な精神は、健全な肉体に宿る
この言葉は、高校時代の体育の先生に言われた言葉である。
とにかく昔から身体を動かす事が大好きだった。部活も中学高校と6年間陸上部で3種競技(飛ぶ、投げる、走る)をやっていた。
6年間も1つの部活をやると、自分の軸(アイデンティティー)として”陸上をやっている自分”がメインになっていた。朝練・昼練も通常の放課後の練習以外にもこなし、積極的にプロテインをとり、筋トレをやる。そんな自分が好きだった。
そして、高校3年の夏に陸上部を引退した時、突如として自分を見失った。未来は漠然としていて足元がふわふわした感覚になった。
それからも何度となく見失う自分の軸
最初の自分の軸を失った高校3年生の夏から、今まで幾度となく自分の軸を見失う事があった。
初めて子どもを産んで育てる事になった時も、自分のメインの軸を”サブ”にして、子ども軸を”メイン”にしていった。一時的なものであったが、自分の人生の主役は自分だったはずなのに、一旦脇役を演じているような感覚だった。
気がつけば、仕事、育児、家事に追われて、睡眠時間も、読書する時間も、あんなに好きだった運動をする時間もなくなっていた。そして、気持ちがドンドンと追い詰められていった。
ある日、突然真夜中にランニング!
そんな時、寝ていると夢を見た。それが、高校時代の体育の先生に言われた言葉"健全な精神は、健全な肉体に宿る”だった。そして、その先生は
”お前、グチグチ悩んだり落ち込んだりしないで、いいから走ってこいっ!”
いきなり喝を入れられて飛び起きた。そして、いきなり夜中に走ったのだ。
それは桜が咲き始めた初春の夜で、暗闇の中、桜並木の桜がほのかに光っていた。身体を久しぶりに思いっきり動かして、大量の汗をかき、水をゴクゴクと飲んだ。
そして、信じられないくらい気分がスッキリして気持ちが明るくなったのだ。
高校生の時は、その体育の先生の胡散臭い言葉に”何言ってんのよ〜”とみんなで小馬鹿にしていたのに....
健全な心と身体のための習慣
そんな訳で、今朝もヨガで汗をスッキリ流してきて気分爽快なのだ。
ヨガの先生はいつも”自分の心を解放して、自分自身に向き合い、今、この瞬間を感謝しましょう”という。
心と身体は繋がっている事を今更ながら、痛感している。
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