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ドラマ「生きるとか死ぬとか父親とか」素晴らしかった
「生きるとか死ぬとか父親とか」
最終話、見終わりました。
トッキーさんの役が、吉田羊さんで本当に良かった。
トッキーさんは、スーさんではないけれど、すっかりスーさんと同一人物として、見ていました。
スーさんって、強くて言葉の天才で、仕事ができて、友達からも信頼されて、ラジオでは相談者さんの本質を読む力や、行間に隠された、本当の気持ちを汲む力に長けた人っていうイメージでした。
もちろん、その素地のイメージは今も変わらず抱いていますが、
吉田羊さん扮する、トッキーさんを通して、スーさんのことが、とても愛おしく感じるようになりました。
こんなに、気持ちが弱くて感じやすく、たくさん泣いて、そうやって、大人になって行ったんだなぁ。
お母様の死がどれほど辛かったのか、家が無くなることが、どれほど悲しく悔しかったのか。
私には、想像すらできませんが、ただ、このドラマを見て、スーさんの、その時の感情が伝わってきた気がします。
私は、どちらかと言うと感情に起伏がないタイプで、自分の気持ちを面に出せる、ドラマの中のトッキーさんが、怒ったり泣いたり、笑ったりするのが少し羨ましくもありました。
ドラマには描かれていなかったけれど、きっと、たくさん恋愛もして、たくさんたくさん、幸せだったり泣いたり叫んだりしたんだろうなぁ。などと、勝手に想像したり。
ドラマの感想は、とても沢山あって、何を書いていいのかわかりませんが、私はいちリスナーとして、街角や自室でラジオを聞きながら、笑ったり泣いたりしている人たちのシーンが、とても大切に描かれていた事に、感動しています。
そんな一人一人の人生や悩みを思うと、テレビの前で私も涙があふれていました。
本当に丁寧に丁寧に作られたドラマだなぁ。と感じました。
また、1話が30分なのに、もっともっと長く感じ、毎回1本の映画を見ているようでした。
最近、80歳になる母と二人暮らしが始まり、私が「生きるとか死ぬとか父親とか」を見ていたら、母も気に入ったようで、「今度はいつある?一緒に見ようね。」と言って楽しみにしているようでした。
母も、父親の浮気に生涯悩まされたので、こんなふうに、妻としての寂しさや悲しさをしっかり描いてくれて、何か癒されるようなものがあったのかもしれません。
原作者のスーさん、出演者の皆様、たくさんのスタッフの皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。
素晴らしいドラマを本当にありがとうございました。
みなさま、本当にお疲れ様でした。
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